3日連続はどうだろう、と思いつつも、そうでなくてもフラストレーションが溜まっているうえに、放っておくと観たい映画はがしがし公開されては消えていってしまうので、行く気力や精神的余裕がある今のうちに駆けつけておくのです。
で訪れたのは……昨日と同じ渋谷。まあ、昨日は昨日限りのイベント目当てで、しかも今日観に来たのは封切り作品ですから、どうしようもないんですけど、自分でもいささか釈然としない。劇場は109裏のシネセゾン渋谷、ってこれも今週頭に来たばっかりだ!
作品は、フランスで製作され、各国の映画賞で絶賛されたのち監督自らがハリウッドにてリメイクすることが決定した、衝撃のフィルム・ノワール『13/ザメッティ』(avex entertainment+LONGRIDE・配給)。予告編で描かれていた内容があまりに刺激的だったので、こいつを見逃したら後悔するぞ、と思っていたのですが――本当に凄かった。最初こそ予想と違うリアル志向で間延びした展開に不安を感じたものの、しかしそれらがちゃんと終盤に向かって活きてくる。ストーリーこそ概ね予想通りなのに、それを感じさせないほどの緊迫感はただごとではありません。アイディアだけでも一級品なのに、それを全力で活かそうとした一級の映画。今年は観ている本数を絞っていたぶんあまりハズレを引いていないのですが、その中でも今のところトップクラスだと思う。詳しい感想は、「絶対漏らしてると思うんだ。」からどうぞ。そこだけは描いてなかった気がしますが……まあ、必要ではないし。
観賞後は久々に福田屋にて昼食を摂り、ブックファーストに立ち寄って1冊だけお買物してきました。
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