御徒町らーめん横町に参入のわ蔵を訪ねてみた。

 この日の映画鑑賞は11時55分から。観終わってから昼食、というのはちょっと厳しいので、鑑賞前に昼食を摂ることにしました。
 そういうときに、未開拓のお店に行くのは少々リスキーなのですが、しかしここは不安がなかった。御徒町ラーメン横町、麵屋翔が撤退したあとに入ってきた新店、わ蔵 御徒町店です。
 何故ならここはいわゆる博多とんこつラーメンがメイン。そう謳っているお店なら当然のこととして、麺のゆで加減を指定出来る。しかも親切なことに、目安の時間まで記してあるのです。スープは作り置きなので、茹で時間プラスアルファで提供されると考えられる。混んでいて座れない、ということにならない限り、じゅうぶん映画が始まるまでには間に合うわけです。

わ蔵 御徒町店の味玉らーめん、トッピングに海苔を追加。

 注文したのは特にひねりなし、味玉らーめん。トッピングに海苔を追加しました。問題の麺の茹で時間、ここはあの恐るべき粉落としも指定可能……だけど私は普通には茹でて欲しい、というわけで、基本をチョイス。お店の貼り紙どおりなら30秒の茹で時間で済む。
 予想通り、たぶん2分も待たずに着丼。トッピングで海苔を注文すると、別皿で提供してくれるところも多いのですが、ここはガッツリと器の縁に並んでます。別添えにされてしまうと、最後まで余ってしまう場合もある――そして結果として、持病的にあんまり好ましくないスープ完飲をやらかしてしまうので、この方が有り難い。
 最近は優しいとんこつを提供するお店も増えていますが、ここはなかなかしっかりと香りの立つスープ。ただし、スープの口当たりは意外とスッキリしている。食べ続けて胃にもたれない、風味はあってこってり感もありますが負担に感じない食べやすさ。いくぶんしょっぱさは感じますが、これもあとを引いたり鬱陶しさを感じさせるようなものではない。
 具は、青ネギとキクラゲ、メンマにチャーシュー。博多とんこつ系ではキクラゲを載せるお店が多いのですが、この歯応えは本当にいいアクセントになります。スープのコクがしっかりしている分、具材はいずれも過剰に主張せず、それぞれの持ち味に程よくスープの味をまとっているので、変化を付けつつもとんこつ感が堪能出来る。
 基本で指定した麺は、思っていたよりも弾力がありました。私の感覚では、とんこつではこのくらいがちょうどいい、という印象でしたが、スッと歯が通るくらいの固さが好みならやわめにしてもらうべきかも。
 なおこちらではスタンプカードが貰えて、2回目以降の来店時に提示すると、海苔や味玉、替え玉いずれかを無料で提供してもらえるらしい。しかも、グループで来店すると全員このサービスが受けられるという大盤振る舞い……まあ、基本ひとりで来る私には関係ないが。スタンプ10個でらーめん1杯無料になるそうです。近隣のラーメン店と比較してもかなりお手頃な価格設定で、私がわりあい頼みがちな海苔も無料でつけてもらえる、というなら、けっこう足を運んでしまうかも。

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