『苺ましまろ』第八話

 夏祭り編。着付けの場面で忍者の話をミックスしてきました。多少無理はあるが、和んでいるので良し。

 アニメ独自の部分では美羽が暴走しまくってます。とりわけ夏祭りの終盤での行動は史上最悪レベルの弾けっぷり。ここまで行くと放置しておくのは危険なんじゃないかと思えてくる。私はきみの将来が大変気懸かりです。

 美羽の暴走ぶりが極端に描かれているため、いちおうメリハリがついている感じにはなっていますが、基本はいつも以上にまったりとした話廻し。他のエピソードにしてもそうですが、本来美羽と共に話を引っかき回す役割であるはずの伸恵が原作よりも常識人に近づいているぶん、ギャグとしての切れ味がやや欠いているので余計にそういう印象が強まるのでしょう。ただ、これは三十分一話というアニメのスタイルに原作の味わいを馴染ませるための工夫と感じられるので、さほど問題とは感じません。一歩間違うとお姉さんというよりお母さんに近づいてしまうので、匙加減には気をつけて欲しいとは思うが。

 しかしまた作画レベルが微妙な回です。アングルは凝っていて面白いものが多々あったのですが、逆に茉莉の早口言葉ネタでの動きは中途半端にコントじみていて不自然でしたし、描画の面では線が粗かったり、目の影が必要以上についている箇所があったりと全般にアンバランス。

 とまあ、長所も短所もこれまでと同じような結論で、言いようによっちゃ安定している。シナリオにしても作画にしてももうひと声欲しいのですが、それは贅沢かなー。

 来週はダイエット編に、運動関連のエピソードを絡めた感じの模様。だいぶアレンジの傾向が掴めてきたぞ。

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