またぞろテレビの話題です。なにせ基本的にテレビ好き、最近は夜に透析をするあいだ、作業をしつつ、傍らでテレビを流しているので、何だかんだ、前よりもよく観ているかも知れない。
しかしテレビ番組には四半期ごとに改編が行われる。ドラマが一新され、視聴率の悪い番組、役割を終えた番組などが撤退する代わりに、新しい番組が始まる。
この入れ替わりの期間は、特番が増えます。継続する番組のスペシャル、最終回の特番に、衝撃映像集や警察・病院などの密着もののような定番のほか、レギュラー化を睨んだバラエティ番組が多く放送される。
そういうのも、予告やネットの情報をもとに、気になるものは鑑賞するわけですが、な~んにも引っかからない日、というのがしばしばある。そうなると、今度はBSやCSをチェックするわけです。
ただ、CSの映画系のチャンネルもまた、こういう改編期のプログラムは豪華になる。それはいいんだけど、わりとラインナップが硬直化しがちでもある。例えば昨日は、某局で《ワイルド・スピード》シリーズを連続でかけていましたし、今日は『荒野の七人』シリーズに最近アントワーン・フークア監督がリメイクしたものまで、お昼ぐらいから深夜までず~っと流している。こういうのは、頭から観るのが醍醐味なので、透析中の時間潰しには向かないだけでなく、権利を確保しているあいだ、繰り返し放送しがちなので、何度も観たものばかりになってしまう。実際、昨日も『イコライザー THE FINAL』やってたし。本当に、今年だけで何回流してるんだこれ。
そういうとき、最後に辿り着くのは、BSの民放だったりする。平素は、私も鑑賞している『ウォーキングのひむ太郎』に『サンド伊達のコロッケあがってます』みたいに、隙間産業みたいな特殊なレギュラーを多数かけていて、それはそれで面白いのですが、当然ながら出演者や内容がしっくり来なければ観る気にならない。しかし、BSの民放もまた、この改編の時期には特番をかけたり、いつもと違うラインナップがかかるのです。
中でもBS朝日は、テレビ朝日系列ならではの、豊富な刑事ドラマのストックを活用している。《相棒》や《科捜研の女》はスペシャルがしょっちゅうかかってますし、先の改編期前には、新シリーズ開始に先駆けて《緊急取調室》の第1シリーズを一挙放送していました――実は第1シリーズは観てなかったので、レギュラーメンバーが一触即発の仲なのが意外だったわ。
そして今週、BS朝日が夜9時から放送しているのは、『遺留捜査 SEason 5』です。
このシリーズも妙に放送される機会が多く、確か半年前にも改編期に、1シーズンを1日2話ずつのペースで1週間にギュッとまとめて放送していた。
私自身このシリーズが大好きで、TELASAを駆使して全話鑑賞済なのに、この一挙放送があるとついつい鑑賞してしまう。なんなら、地上波で普通に観るものがあったとしても、そっちをすっ飛ばして『遺留捜査』の再放送を選んでしまうくらいに。もはや、冒頭を観ただけで、事件のおおよその内容が思い出せるくらいになってるのに。
ミステリとしてなかなか優秀なことも当然ですが、謎解きが必ずしも犯人捜しに向いていないこと、そしてその過程でのユーモアを交えたやり取りの楽しさが魅力として加わっている。粗筋が解っていても、繰り返し楽しめるのです。特に我が家は母も私も、上川隆也が好きなので、出ているとけっこう優先的に鑑賞してしまう。
――というわけで、今夜、これを書きながら『遺留捜査 SEason 5』を書いているのです。今週は、私がふだん観ているバラエティも、年末年始のスペシャルに備えて休んでいるものが多く、たぶんほとんど『遺留捜査 SEason 5』を観ることになるでしょう。不満はない。



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