1月22日に、2024年8月リリースの『心霊~パンデミック~フェイズ30』を鑑賞。心霊スポットとなった廃村を訪れた大学生たちを襲う怪異《さまよう》、取引先とのリモート会議中に記録された不気味な映像《うちあわす》、相談者とスタッフ徳丸が揉めているあいだに届いた謎の映像を巡る《むきめい》前後編など、全6篇を収録。
……演技も脚本も、下手すぎない?
別にフェイクでも何でもいいんだけど、もともと“ドキュメンタリー”と銘打ってたんだから、せめて真実味が出るように工夫して欲しい。
そもそも冒頭の《さまよう》からして不自然。過去に取材はしたけどそれっきりの素材を、当時のスタッフ金井に話を聞いて採り上げる、という文脈なんですが、なんでこれをわざわざ元スタッフに確認して採り上げる必要があったのか。確かに、投稿者と連絡が付かなければ、担当者に確認するというのも解るけれど、問題は“何故当時、パッケージ化しなかったのか”です。その辺の説明も込みであればリアリティは増しますが、わざわざリモートで連絡取ってるスタッフはその場で確認しないし、映像を紹介するなかで説明もしてない。怪奇現象自体はそれなりにインパクトはあるんだけど、その前の展開も不自然で、そもそもなんで採り上げた、というクオリティ。展開のアイディアとしてはいいものも含まれているのですが、それを無効にするくらい、内容、構成として説得力がない。
そして長篇ネタ《むきめい》はもっと酷い。そもそもの投稿映像が、前述した《さまよう》を上回るレールで芝居臭く、まっっったくリアリティがない。車のナビに入れたら想定しない場所に到着して……といった過程はまあまあありがちではあるけれど、大前提として、“占い師に住所を教えられた神社”なんだから、ナビに入れる前にまず手許のスマホで場所もなにも調べないのが不思議。たとえ不自然な場所に到着しても、それこそ、そこできちんと確認して進むのが普通。仮に思慮が足りなくても、“神社”と言われて辿り着いたのがあんな場所なら、間違っているか、変な場所に来た、と調べ直すのがまともな感覚ではなかろうか。肝心の場所に到着する前の会話も終始変、というか無知すぎて、あまりにも聞いていられない。
一方で、スタッフの行動も終始不自然。最終的に、ちゃんと投稿映像と繋がってはくるし、そのアイディア自体は悪くないと思うのですが、如何せん、過程でのスタッフの言動がやっぱり不自然。明日から旅行に出かける、と言ったその口ですぐ、届いた映像を「明日観る」といい加減すぎることを言って帰宅する徳丸。冒頭から徳丸を悩ませているクレーマーからかかってきたかも知れない電話を部下に押しつけようとする演出・小笠原、その通話の中で“警察”という不穏なキーワードが出てるのに、興味も示さず投稿映像の舞台を取材しに行こうとする宇崎。全員、どんだけ非常識で不自然な行動をしてると思うか、ちゃんと考えてみてくれ……と言っても、このシリーズをこれまで追ってきた目で考えると、無理かなー、という気はする。
エンドロールを見ると、“構成”のクレジットがこれまでの演出による兼任ではなく、AMUMO99の怪奇ドキュメンタリーをプロデュースしている人のほうになってた……たぶん、自分で携わらない方がいいと思うよ。ちょっと酷すぎる。
みんな非常識すぎる。[レンタルDVD鑑賞日記その928]
diary


コメント