書道教室を運営する亀田澄香(NANA)が、生徒たちにプレゼントする書道道具を依頼され、商談に赴いた五郎さんは、熱心な生徒の竹下雛乃(永尾柚乃)に翻弄され、気づけばすっかり空腹に。駆け込んだのは、出張で幾度か訪れ馴染みのある、台湾の家庭料理のお店。
商談パートのゲストはMAXのNANA――ですが、それよりもインパクトが強いのは若きプロ、永尾柚乃です。どこで観ても、この子本当はいくつだ? と思ってしまうこなれっぷりに唸らされますが、今回も登場からずっと巧い。そして、そんな彼女でなければ成り立たないこのくだりの締めもいい。ただ私は、五郎さんがその字を書くことを予測できたぞ。
メインとなるのは台湾料理――ただ実は私、サブタイトルしか情報を得てない段階では、台湾料理ではなく“台湾ラーメン”のお店だと思いこんでいた――ご存じないと「一緒じゃねぇか」と思われるかも知れませんが、実はラーメン好きにとっての“台湾ラーメン”とは、名古屋発祥の料理で、台湾の料理ではないのです。劇中で五郎さんがメニューを眺めたとき、そして料理が到着したときに「赤くない」と敢えて口にしたのは、その辺の差異を、解ったうえで明確にするためです。
ラーメンの専門店だと、およそ五郎さんには似合わない――というわけではないんだけど、少なくとも、ドラマで採り上げられるお店としてはちょっと似つかわしくないけれど、本篇に登場したような、品数豊富な家庭料理のお店なら納得がいく。しかも、佇まいも素朴だし、陽気なおかみさんのキャラクターもいい。
台湾料理ですから、餃子も日本で主流の焼き餃子ではなく、水餃子なのも道理。お店のくだり序盤で、年輩の方がわざわざお持ち帰りを買いに訪れるほど人気なのも頷ける、シンプルだけどクセになりそうで、実際、五郎さんの食べっぷりを観ていてもとても気になる。
全般に優しい味付けで、見た目からも重たくなく、老若男女問わずにいただけそうなのですが、しかしこの回を観ていていちばん気になったのは本篇あと、《ふらっとQUSUMI》で原作者の久住さんが食べていた肉燥麺です。当初は別のものを注文するはずが、実物のおかみさんの、「この麺は私にしか作れない」という言葉に誘われて変更したのですが、本当に麺が美味しいらしい。久住さんのレポートにもそそられていて、私はいま、これがとても食べてみたい……放送後しばらくは人が詰めかけることが予想されるので、少しほとぼりが冷めた頃に、本当に訪れてみようかな……。
次回は茨城県取手市。今回のシリーズではいちばん遠くになるのかな。本当に今期は、本気の遠征はないのかも知れない。



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