3本立て2本目は、神の否定か、それとも。

 10月3日の3本立て1本目、昼食のあと。
 まだ時間が余ったので、日比谷公園の中をしばしうろうろと時間を潰してから向かったのはTOHOシネマズ日比谷。2本目、3本目どちらもここで鑑賞するので、移動するなりパンフレットと、ポップコーンセットを購入……最後に鑑賞する作品のパンフレットが製作されてないのは意外でした。あっちの方が欲しかったのになー。
 鑑賞した10月3日の3本立て2本目は、スティーヴン・スピルバーグ監督オリジナルによる新世代の“未知との遭遇”、組織から情報を持ち出した男と、お天気キャスターとして働いていた女性を中心に起こる不可解な出来事を描いたSFドラマ『ディスクロージャー・デイ(字幕・Dolby Atmos』(東宝東和配給)。
 これは予告を観たときから楽しみにしていて、出来ればラージフォーマットで観たい、とこの作品を3本立てに組み込むことは予め決めてあったのですが、同じ劇場の他の回や、丸の内ピカデリーのDolby Cinemaだと噛み合わなかったり、帰りが遅くなってしまうので、悩んだ挙句、3本目との。空き時間が10分とタイトで、いちばん早く帰れそうだったことから、Dolby Atmosのみで我慢することにしました。
『未知との遭遇』×『E.T.』現代版アップデートみたい、なんてのは予告でそれはだいたい想像通りなのですが、出来事がいい意味で突き抜けている。冒頭、組織に脅され、集めた情報を奪われそうになっている男と、突如として自身に起きた不可解な現象に悩まされるお天気キャスターの女性、それぞれが体験する現実離れした出来事の連続。逃亡する男は、自分が持っているデータと関係があることを知っているはずなのですが、それでも把握していないことが起きていると窺え、物語は終始、謎を含んで進んでいきます。
 しかし、ほとんど情報が明瞭でなくとも魅せてしまうのがスピルバーグ監督の凄さです。イベントの組み合わせの妙と、各所で繰り広げられるスリルに満ちた駆け引き、随所に織り込まれたユーモア、そしてこういうシチュエーションだからこそ、の現実を超越したヴィジュアル。きちんと娯楽映画の醍醐味を味わわせてくれます。
 そしてその終わりに待ち受ける、驚きに満ちた映像が齎す昂揚感が秀逸……なんだけど、たぶんピンとこない人もいる、とは思う。作品世界にのめり込み、こういう出来事が本当にリアルタイムで展開していたら、と想像出来ると、ラストの状況は頷けるんですが、すべてフィクションとして冷淡に眺めてしまうと、作り手が勝手に酔いしれているだけ、と捉えてしまうのではなかろうか。
 でも、“こういう世界が存在する”と想像力を膨らませ、それが現実世界に出現するときのシミュレーションを、エンタテインメントに徹して描く、という意味ではさすがの質と精密さだと思う。噂では、終盤に登場する一部の映像は“本物”らしいので、実際、ない話ではない……のかもね。

 次の作品も、切り分けて記します。ブログ用のネタが心許ないから……というのもありますが、それぞれの感想は短めにしようとしても、3本まとめたら長すぎるし、2本でもまだ長い。

TOHOシネマズ日比谷、スクリーン5の前で撮影した『ディスクロージャー・デイ』パンフレット。
TOHOシネマズ日比谷、スクリーン5の前で撮影した『ディスクロージャー・デイ』パンフレット。

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