3本立てのトリは、元軍人と元軍用犬のサヴァイヴァル。

 10月3日の3本立て1本目、昼食、そして2本目を鑑賞して、それからのこと。

 2本目『ディスクロージャー・デイ』上映終了から3本目の開映までは10分しかないので、それなりにバタバタである――まあ、予告篇があるし、恐らく基本的にはおんなじものしか流れないので、追加で15分くらいは余裕がある。実際、ドリンクバーでおかわりをして、座席に戻したら念のためにトイレに行って、とやっていたら、映画の予告篇には間に合いましたが、その前の企業CMは終わってました。それこそ何回も観たCMばかりなので、このくらいなら問題なし。
 鑑賞した3本立てのトリは、『ビーキーパー』のデヴィッド・エアー監督×ブラッド・ピット主演アラスカの山奥で遭難した元軍人と飼い犬のサヴァイヴァルを過酷に、感動的に描いた『ハート・オブ・ビースト』(東和ピクチャーズ×東宝配給)。
 とてもストレートなサヴァイヴァル映画です。人間のほとんど立ち入らない自然の中で遭難した元軍人と相棒の犬が、生き残りを賭けて危険な旅をする、極端に言ってしまえばほぼそれだけ。劇中でのトラブルも、基本的に想像を逸脱はしない。
 しかしこれがしっかりとスリリングで熱く、感動的なのです。遭難直前の事情から明らかにリスクを抱えているのに、それでも飼い犬と共に生き延びようとする主人公と、恐ろしいばかりの有能さと忠誠ぶりでそんな飼い主を支える義足の元軍用犬。随所で描かれる生き残りのための機知と工夫に感心させられ、あり得ないくらいの賢さで主人をサポートする飼い犬・オーディンの姿と、その絆に感動させられます。
 生き延びるには厳しいけれど、光景としては素晴らしく美しいアラスカの大自然を捉えた映像も秀逸。とりわけ終盤は、ドラマと併せて震えるほどに美しい。
 あんまり細かく書くより、まず何も考えず観て、没頭していただいたほうがいいです。自宅でもこの凄みは感じられると思いますが、大スクリーンで味わってこそ浸れるし、更に心打たれる。個人的には、『リバー・ランズ・スルー・イット』を思い出させるシーンがあったのにちょっと痺れてしまいました。たぶんわざと。

 これで3本立て終了。いつもなら昼寝をしている時間も含んでいるので、途中で眠ってしまわないかが不安でした。あくびは出たけど、幸いにぜんぶ展開で魅せるエンタテインメントだったので、眠ってしまう隙はありませんでした。ミニシアター系を挟んだりしてなくてよかった。
 その代わり、『ハート・オブ・ビースト』の本篇が始まる直前、予告篇が終わって、マナームービーや日本向けのタイトルが表示されるあたりに生じる無音の時間、私の左側のどこかから、うっすらといびきが聞こえてきました。ほぼ満席に近い状況でしたし、詰まらなかったり、合わなかったりしたり、そもそも寝不足などで眠ってしまう人はいるでしょうから、眠ってしまうのは致し方ないとは思うけど、せめて冒頭くらいは耐えて欲しかった……ただ、その後、本篇が始まってからは、いびきらしき吐息は聞こえてこなかったので、序盤のセスナ機の爆音や、たまに挟まれる戦場の回想シーンで目が覚めたのかも。

 パンフレットが製作されておらず、TOHOシネマズ日比谷では象徴に使えるものが撮れなかったので、ひとまず『ハート・オブ・ビースト』日本版予告篇を貼り付けておきます。感想書き上げるまでに、貼り付ける画像を何かしら用意せねば……遠くない時期にまたTOHOシネマズ日比谷を訪れる予定なので、。

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