家族の形はそれぞれ。

 今日は金曜日封切りの作品を観に行ってきました。母も興味を示していたので、久々に親子での鑑賞です。その場合、どーしても移動が電車になってしまいますが、まあそれは仕方ない。
 TOHOシネマズ上野にて鑑賞した本日の作品は、カメラマン・浅田政志の話題となった写真集と、その撮影にまつわる家族の経緯を、『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督、二宮和也主演で映画化した浅田家!』(東宝配給)
 大変にバランスの取れた映画です。基本のタッチはコメディで、この浅田家独特の家族構成をネタにしてしっかりとした笑いを攫うんですが、決して悪意や嫌みを感じさせず、その随所に心の琴線を震わせる描写がある。また出色なのは、東日本大震災の描写。揺れや津波などの直接描写はなく、その被害と現地のひとびとの姿によって苦しみ、心の痛みを切り取っていく。重い題材であるにも拘わらず、ここでも適度なユーモアを交えて、沁みるようなドラマを構築している。最後まで快い余韻を残す、実にいい作品。役者が誰ひとりケチをつけられないのも嬉しいところ。
 鑑賞後は、駅ナカのコンビニでパンだけ買って、家に買い置きしてあるスープストックトーキョーの冷凍スープで昼食を済ませました。冷凍でも提供している、と知ってから、我が家にはだいたい1食くらいは買い置きしてあるのです。

コメント

  1. […] 原案&劇中写真:浅田政志 / 監督:中野量太 /  […]

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