彼女たちがいなきゃ成り立たない。

 非常事態宣言が発令されてますが、これまで感染例を出さずにきたお陰か、映画館は午後8時までの時短要請に留まりました。それでも不要不急の外出は控えて欲しい、とあるものの、映画好きとしては、映画館も新作映画も命脈を保って欲しいので、出来る範囲で足を運ぶつつもりです――あくまで、出来る範囲で、ね。
 本日赴いたのは、TOHOシネマズシャンテ。9時45分というやや早めのスタートなので、一番安い駐車場も空いてるだろう、とバイクでお出かけ……指がちぎれそうなくらい寒い。日比谷まではさほど時間がかからないからいいようなものの、これであと1時間走ったらしもやけになる。
 鑑賞したのは、ミシェル・ロドリゲスが製作総指揮として携わったドキュメンタリー作品、ハリウッド大作を支えた勇敢な女性たちの姿を追ったスタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』(イオンエンターテイメント配給)。こういう人たちの仕事ぶりには興味があったので、最優先で鑑賞しました。
 予想していたほどスタントシーンそのものの引用はなく(してはいるけどすごく断片的)、減益を退いたドラマ版『ワンダーウーマン』のスタントなど伝説的な人物から、最新作でも活躍する若手まで、この世界に携わる女性たちや識者にインタビューし、ハリウッド映画におけるスタントウーマンの歴史と位置づけを語っている。黎明期はむしろ女性の参加が多く、大手スタジオが進出してから男性社会に変わっていったこと、そんな中でも地位向上に努めたレジェンドたちの存在や、現役で居続けることの苦労を当事者の言葉で語っている。正統派のドキュメンタリーの趣であるが故、絵的に動きがないので正直退屈になるのは免れませんが、情報量はけっこう多く非常に興味深い。
 ミシェル・ロドリゲスは製作総指揮としてばかりでなく、ナレーションや一部のインタビュアーを務め、ついでに『ワイルド・スピード』で彼女の代わりに運転した女性のドライビング・テクニックを助手席で体験までしてます。リスペクトがあると共に、スタントという仕事に憧れがあることがまざまざと窺えて、なかなかに微笑ましい。
 ひたすらに女性たちがカッコいい映画でした。

 鑑賞後は、一昨日に続いてガード下の慶屋へ赴き、カレーうどんのテイクアウトを注文。どーしても母に食べさせたかったので2人前です。前回テイクアウトにしたとき、麺がスープをほとんど吸ってしまったので、今回は無理を言って、麺とスープを別の器に盛ってもらいました。実のところ、スープを吸ってしまった麺でも充分に美味しいんですが、店頭に近いコンディションで食べさせたかったので。
 つゆだくの器をぶら下げて走る格好なので、自宅までかなり神経を使いました。しかし無事にこぼすこともなく到着。幸い、母にも好評でした。いよいよ本格的に、頻繁に利用することになりそう。

コメント

  1. […] 原題:“Stuntwomen : The Untold Hollywood Story” / 原作:モーリー・グレゴリー / 監督:エイプリル・ライト /  […]

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