きのう、おとといと『Fit Boxing 2』で意地になってしまった結果、早くも夏バテっぽい体調になってしまったので、きょうはもう基本、動かないことにしました……と言いつつ昼食は久々に食べたくなったつじ田のつけ麺をテイクアウトしてきたんですが、移動はバイクなので消耗は最小限に留めたぞ。
映画館に行くつもりもない、けど映画は観たい。ちょっと前から「これは観なければ!」と思っていた1本がNetflixにあったので、これを鑑賞することに。
我が家でいちばん映画鑑賞に快適なテレビは1階のリヴィングにある。しかし、繋げている機械がいずれも動画配信サーヴィスに対応していないので、観られないのが悩みだったのですが、昨晩、行方不明になっていたChromecastを自分の部屋で発掘に成功、無事に接続できた。
作品は、カンヌ映画祭で審査員賞を受賞、ブラジルの田舎町で繰り広げられる異様な騒動を、様々なジャンルをミックスした独特のタッチで描いた 『バクラウ 地図から消された街』(KLOCKWORX配給)。
……なにこれ無茶苦茶面白い。
序盤は決して派手な展開や、目を奪うような衝撃的なシーンがあるわけではない。どちらかと言えば淡々と進んでいくのですが、細かな描写が意味深で惹かれてしまう。そして、深夜に大量に駆け込んでくる馬や謎のUFOなど、ますます不思議な出来事が相次いだあたりから、物語は惨劇へと発展していく。先が読めず、それゆえに見入ってしまう。
そして中盤以降、目が醒めるような衝撃の連続ときたら。鏤めたモチーフを巧みに流用した展開は、ショッキングだけど決してその場限りのインパクトではなく、やたらと味わい深い。クライマックスの、異様な緊張感と、それが爆発する瞬間の爽快感がたまりません。
エログロにも躊躇がないので、お子様には勧められませんし、多くの要素が明確に説明はされないので、納得いかない、で終わってしまうひともいるでしょう。しかしこれは非常に見応えがあって、恐らくは何度観ても楽しめる奥深さがある。
実は私、この作品を知ったのは、先日WOWOWで放送された際でした。時間が微妙だったので、私は序盤ちょっとしか観なかったのですが、そのあと続けて観た母が「面白かった」と絶賛していた。その後、よくよく調べてみると、昨年末に劇場公開もしていたらしい……これは本当に、もっと早く気づきたかった。映画館で観たかったよ!
昼食の買い出しの際、街を走ってみた印象では、どうやらオリンピックの会場や豊洲市場界隈などを避ければ、混雑しているところは少ないっぽい……とはいえ、巻き込まれたら面倒なので、この数日は基本、自宅に籠もってます。用事もあるので、まったく出かけないわけではないんですけどね。
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[…] 原題:“Bacurau” / 監督&脚本:クレベール・メンドンサ・フィリオ、ジュリアーノ・ドルレネス / […]