ダダンダンダダン。

 プログラム切替直後の月曜日は午前十時の映画祭11を観に行く日――にしていたのも、実は透析のスケジュールとの兼ね合いでした。月曜日も12時半には食事を済ませて家を出なければいけなかったため、午前十時に始まり、短くとも11時半より前に終わることが考えにくいこの映画祭の上映を観に行くのは厳しい。今年度から、上映時間は各劇場の采配に委ねられるようになりましたが、それでも間に合うとは限らない。
 しかし、今月からその心配はなくなりました。月曜日に観て、終映が13時を過ぎようがなんの問題もありません。
 ――が、それでも今週は、従来の日程で出かけることにしました。
 なにせ、月曜日が祝日と重なってしまったから。
 ……夏休みなのでむしろ空いている可能性もあるけれど、逆の可能性もある。どっちとも判断がつかないなら避けるが吉。ということで今週はひとまず、前回までと同様の火曜日に出かけたわけです。

 ……しかし今回、映画館を決めるのに困った。
 今コマの作品は特別編成で、1週間でプログラムが切り替わる。しかも通常はAグループ劇場とBグループ劇場で作品が違うのですが、全スクリーン同じ作品をかける。
 その代わり、上映開始時間が、すべての劇場で異なる。
 これがなかなか難物でした。いつものTOHOシネマズ日本橋は9時とちょっと早すぎる、かといって別の劇場にしようとすると、更に早かったり、逆にちょっと遅すぎるところもある。自由に時間を設定できるようにしたが故に、しっくり来るスケジュールが見つけづらい。
 さんざ悩んだ挙句、「慣れてるところに行くのがいちばんストレス少ない」と悟り、いつもより早めに行動して日本橋に行くことに決めました。

 予報では本日は酷暑。自転車での行き帰りを想像しただけで嫌気が差した。この時期は仕方ない、と諦めて電車で移動しました。三越前駅から直結するルートにしなかったのがせめてもの良心……良心?
 鑑賞したのは、ジェームズ・キャメロンの出世作、未来から来たサイボーグの暗殺者に襲われる女性の戦いを描くSFアクション『ターミネーター』(Warner Bros.初公開時配給)
 言うまでもなくちゃんと観てます、が、『ターミネーター2』を愛しすぎてるせいで、まあまあ疎かにしてた気がする。体感ですが、たぶん2ほどは観てない。
 しかしエンタテインメントとしてはごく優秀。比較的低予算で製作されたのがいま観ても解る特撮のクオリティで、ちょっと冷静になってしまう感は否めないんですが、解りやすくも考えられたストーリー、巧みにスリルを醸し出す演出もあって、約100分、退屈するところがない。
 こちらはもう設定を熟知しているので、今更の感はあるのですが、改めて鑑賞すると冒頭の描写がうまい。ターミネーターとカイル・リース、相次いで現代に現れるくだりを対比させることで、両者が本質的に違うことを表現する。ターミネーターの方はすぐに殺戮に走りますが、同じように現代に現れたカイルの目的が解らないことで、序盤は複雑な緊張感を演出しているのです。ああそりゃあヒットするわ。
 ちなみに午前十時の映画祭11、来週は全劇場で『ターミネーター2』です。こんなに直近で立て続けに鑑賞するのはたぶん初めて。映画館で観るのも久しぶりなので、いまから楽しみです。

 鑑賞後は、カラシビ味噌らー麺・つけ麺鬼金棒へ。映画の始まる時間が早かったので、まだそこまで列は伸びていないだろう、と踏んで向かってみると案の定、数人程度。開店から間もなかったせいか多少待ちましたが、でも昼食にはちょうどいい頃合いでした。

コメント

  1. […] 原題:“The Terminator” / 監督:ジェームズ・キャメロン / 脚本:ジェームズ・キャメロン、ゲイル・アン・ハード、ウィリアム・ウィシャー /  […]

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