ダダンダンダダン、ダダンダンダダン。

 プログラム切り替え直後の火曜日は午前十時の映画祭11を観る日……でなくても良くなったのですが、今週は在宅透析の経過観察のための通院が月曜日にあったため、けっきょくまた火曜日になりました。
 今週も全劇場同じ作品がかかっているので、映画祭参加の劇場ならどこを選んでもいい。しかしこれもやっぱりいつものTOHOシネマズ日本橋にしてしまう。通い慣れてるのもありますが、ホントに、上映時間の兼ね合いまで考えるとけっきょくここが最適だったのです。未だ雨の気配が濃厚なので、移動は今日も電車。
 鑑賞したのは、先週採り上げられた『ターミネーター』の続篇、ふたたび訪れた殺人サイボーグの脅威に、未来のジョン・コナーが送り込んだターミネーターが対峙する『ターミネーター2』(東宝東和初公開時配給)
 もうなんど観たか覚えてないけど未だ面白い。なんて隙のない作品だ。前作の基本的な要素を敷衍したドラマと緊張感、そこに新たに組み込まれた“成長”と“信頼”というテーマ。前作では冷酷無比の殺戮者としてサラを恐怖させたターミネーターが、こんどは最強の守護者となる。その複雑な胸中。しっかり演出し、それらがあまりにもドラマティックなラストシーンへと結実する。
 そして、前作と間を置かず鑑賞すると、その特撮技術の発展ぶりに驚嘆します。遥かにスムーズに動くようになった骨格のみのターミネーターもそこそこに、新たに登場する《液体金属》という新機軸の敵役の見事なアイディアとその表現力ときたら。むろん、製作から30年経った今ならより滑らかに描写出来るのでしょう(『ニュー・フェイト』からもよく解る)が、いま観ても完成度は高い。
 きっとこれからもSFアクションの金字塔であり続ける傑作。そして、幾ら続篇が作られようと、たぶん本篇は超えられない……作りたい気持ちは解るけど。

 鑑賞後は久々に神田らーめん悠へ。なんどか来てますが、なぜか一度も頼んでなかった、基本のらーめんを注文してみた。
 ……これがいちばんしっくり来るな。
 前に頼んだメニューはいずれも、美味しいけどちとしょっぱい、というイメージだったんですが、普通のらーめんだとそのしょっぱさがちょうどいい。たぶん、このシンプルならーめんを軸にスープを作っているからなのでしょう。余計な味付けは少なく肉の風味と歯ごたえのあるチャーシュー、適度な苦味と清涼感を残す青物、そしてきょうび入っていることが珍しいナルト。少し強いしょっぱさが、「ちゃんとしたラーメン食べたー!」という余韻を強めてくれます。
 なんとなく変化を入れてしまうクセがあって、月見らーめんやつけ麺を注文していたお店ですが、個人的にはこの基本のらーめんがいちばん好みでした。こんどは特製のほうを頼んでみるか。

コメント

  1. […] 原題:“Terminator 2 : Judgement Day” / 監督&製作:ジェームズ・キャメロン / 脚本:ジェームズ・キャメロン、ウィリアム・ウィッシャー /  […]

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