光陰矢のごとし、って限度があるやろ。

 今週火曜は作業が大詰めで、朝方まで死闘を繰り広げており、どうにか9時前にはまとめたものの、このまんま映画を観に行ってもたぶん寝落ちする、と思ったので、出かけず休養を選択しました。しかし、先週あたりから観たい映画がまたぞろ陸続と封切られるので、観たいものは早めに消化するに限る。今週、これ以降は雨がちなのは予報で確認してましたが、この際電車を使うしかない。
 本日の映画館はTOHOシネマズ上野。距離的には歩いて行ってもいいんですが、土砂降りの可能性も指摘されていては、電車を利用するしかない。
 鑑賞したのは、M・ナイト・シャマラン監督最新作、いるだけで年を取っていく謎のビーチに閉じこめられた一家の恐怖とドラマを描いたスリラーオールド』(東宝東和配給)
 いい意味でも悪い意味でも監督らしさが戻り、でも確かな円熟も感じられた作品でした。以前はサプライズのアイディアに集約しすぎて過程が印象に残りにくかったのが、本篇はシチュエーションの異様さ、面白さを引き出すための描写が多く、強烈なインパクトを残すシーンが多い。それでいて、決着に至る伏線もちゃんと敷いて、衝撃も演出する……とは言い条、伏線の仕込み方が強引な面も、逆に安易な面もあるため、粗い印象も受けるのですが、一時期のような違和感、収まりの悪さはない。
 今回感心するのは、特異なシチュエーションの中で展開する人間ドラマ、心理的な駆け引きに見応えがある、というところ。破綻しかけていた夫婦関係の変遷や、短時間のうちに成長する子供たちの苦悩など、余所では見ることの出来ない情感の表現も秀逸。シャマラン監督、新たな段階に入った気がします。

 鑑賞後は当然のように、最寄りのラーメン店に入って昼食。今回のお店は3度目の訪問だったんですが、何故かメニューが変わっていたので、後日記事をアップします……何もない日のためにストックを貯めていったら、増えすぎて現在、あとがつかえてます。アップしたときにはメニューが戻っているかも知れませんが、まあ、スピーディーな情報提供を目指してやってるわけではないので、ご容赦ください。。

コメント

  1. […] 原題:“Old” / 原案:ピエール=オスカル・レヴィ、フレデリック・ペーターズ / 監督&脚本:M・ナイト・シャマラン /  […]

  2. […]  9月2日の映画鑑賞のあとに、御徒町らーめん横町にある麵屋翔を訪れました――ストックしすぎて1ヶ月以上経ってしまった。そのため、現在の状況と異なる可能性があることをご了承ください。これ以降は立ち寄ってないので解らないのですよ。 […]

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