マリコさん、大事件です。

 珍しく金曜日に、母を伴い映画鑑賞に出かけました。母の仕事とかを考慮すると、金曜日に行くのはわりと都合がいい、と気づいたので。私のスケジュールが柔軟になったのですから、活用せねば。
 劇場はTOHOシネマズ錦糸町 楽天地。交通の便と時間割、その後の予定も考慮したら、選択の余地がなくなってしまった。
 鑑賞したのは、テレビ朝日系列で22年にわたって放送されている人気サスペンスドラマ初の劇場版、世界で起きる科学者の連続殺人に、榊マリコたち科学捜査研究所のメンバーが挑む科捜研の女-劇場版-』(東映配給)。テレ朝の長期シリーズのなかではこれがいちばんお気に入りで、けっこう観ていたものですから、劇場版の公開は楽しみにしてたのです。
 初の劇場版らしく、最近のシリーズではご無沙汰だった人物もほぼほぼ再登場する豪華仕様、しかし物語の構造はテレビシリーズの様式をなぞっている。それゆえに、謎の組み立てやクライマックスの展開にちょっと乱暴さも残ってますが、シリーズの視聴者は違和感なく楽しめる。私もシリーズ全作観ているわけでは亡ないので、調べなければ解らない人物もいるのですが、それぞれの人間関係を巧みに活かしたユーモアがちりばめられていて、笑いどころにも欠きません。とりわけ、金田明夫演じる刑事部長の捜査会議でのひと言は笑わざるを得ません……それこそ、テレ朝系列の刑事ドラマを複数見ているようなひと向けのネタですが。こういうお遊びが可能なのも、テレビシリーズの劇場版ならばこそ。単品で楽しもうとすると、その内輪受けの描写や謎解き部分での粗さが引っかかると思いますが、テレビシリーズが好き、という方なら問題なし。テレビ放映を待ってもいいですが、予算が豊富なのでしょう、お馴染みの屋上のシーンを空撮にしてたり、見せ場として京都屈指の景勝地を持ってきたり、と映像の質を高めてるので、ファンならば映画館で観るべし。

 鑑賞後は、同じビルの2階にある蕎麦屋で昼食を摂りました。錦糸町に来たときはほぼほぼおんなじラーメン店に立ち寄ってますが、さすがに母には合いそうもないので勧めない。
 ちなみに明日も映画鑑賞です……なんか台風が復活してしまって怪しい雲行きですが、特別な上映なので頑張って行きますよ。

コメント

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