宇宙開発はじまりのドラマ。

 ほんとーは先週火曜日が午前十時の映画祭12を観に行くローテーションでしたが、体調がもうひとつ思わしくなく、断念してしまいました。あと残すは今週限り、しかもわりと予定が詰まっているので、今日が最後のタイミングです。
 日本横断のペースで台風接近中につき、出かけるときに晴れていても油断は出来ない。移動は電車を使いました……最近、電車が多いな。雨はむろん、晴れてても酷暑になって長距離歩いたり自転車漕いだりするのは危険なので、梅雨が早く明けてもこうなる。
 いつものTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞した今コマの作品は、マーキュリー計画を巡るパイロットとその家族、仲間たちの葛藤を丹念に描いたライトスタッフ』(Warner Bros.初公開時配給)
 何せ長尺ゆえ朝が早い。急いで出かけなきゃ、と焦った結果、着いた頃合いに腹具合がおかしくなってしまって、冒頭はトイレに外してました……まあ、第2回午前十時の映画祭のときに観た作品で、感想を書くことはないですから、生理現象と戦う愚は避けました。
 時代も時代なので、ナチュラルに男尊女卑が浮き出てしまってますが、そういう時代ならではのパイロット、そしてその帰りを待つ家族の苦悩が丁寧に描かれてる。また、協定などなかった当時のマスメディアのえげつないやり口が、いま観るとインパクトが強い。現代にあんなことしたら凄まじい批判浴びるぞ。
 音速戦闘機やロケットが飛ぶときのヴィジュアルに迫力があるのもポイント。まだCGは使われていない頃なので、いわゆる特撮のはずですが、けっこう説得力があります。決してメインキャラクター達を理想的な人物像にせず、欲望や率直な感情も織り込んでいて、全篇に重みのある作品。尺も3時間12分、となかなかの分量ですが、退屈はしません……如何せんお腹具合が微妙だった私は「インターバル欲しいなぁ……」と思いながら観てました。なんとか耐えられた。

 鑑賞後は毎度の如く、日本橋ふくしま館へ。イートインに来ていたお店が、漠然と記憶してたのと違っていて戸惑いましたが、そのまんま入店。鈴木商店の、あご塩らぁ麺に煮玉子をトッピングしていただきました。あご塩としてはたかはしの香ばしさを含んだ味の方が好みですが、こちらも美味しい。水菜や葱がたっぷり載っていたせいもあって、思わずスープを飲み干してしまいました……夏場だから大丈夫だろう! 先週に比べると格段に過ごしやすいんだけど!
 ついでに、母に頼まれていた厚揚げ風のカマボコと、自分用の漆塗りの箸を購入して帰りました。

TOHOシネマズ日本橋、スクリーン9入口脇に掲示された『ライトスタッフ』紹介記事。
TOHOシネマズ日本橋、スクリーン9入口脇に掲示された『ライトスタッフ』紹介記事。

コメント

タイトルとURLをコピーしました