本日は2カ月にいちどのタイタンシネマライブ。今回も本来の19時半スタートの編成になっているので、ハシゴをするつもりで予定の発表を中止していた。
出来ればこれを優先したい、というお目当てがあったのですが、てっきりプレミアフォーマットで観られるかと思ってたら、日比谷は普通のスクリーン。新宿ではかかっているようですが、こっちは上映時間が噛み合わない。仕方ないので、別の候補から選んでチケットを確保。
というわけでTOHOシネマズ日比谷にて、お目当ての前に鑑賞したのは、1980年代の長崎を舞台に、少年時代のひと夏の想い出をユーモアも交えつつ感動的に描く『サバカン SABAKAN』(kino films配給)。
噂通り、完全なる日本版『スタンド・バイ・ミー』。ものすごーく丁寧に文法をなぞってるので、展開はほとんど読めます。
ただそこに、日本ならではの、それもこのくらいの世代なら当然にあったものを丁寧に織り込んでいて、実に空気感がいい。子供ならではの残酷さや見栄っ張りに対し、そこここに関わる大人たちのさり気ない格好良さが沁みます。旅の終盤で手助けする男女もいいんですが、主人公のお父ちゃんが実にいい。竹原ピストルがいい味出してます。
文法通りとは言い条、細かいところで意外性や絶妙なアイディアが盛り込まれていて、この主題としてはかなりの好篇と言っていい。いちおう観に行きたい候補に入れていたとは言え、最悪観逃してもしょーがない、くらいでいた作品でしたが、望外の収穫でした。
ちなみに、まったく知らなかったのですが、この映画には日本エレキテル連合の橋本小雪が出ていた。このあとのシネマライブに日本エレキテル連合も毎度の如く出演しているので、まさかの橋本小雪縛りでした。そんなケースはまったく想定してなかった。
鑑賞後、タイタンシネマライブまでちょっと時間があるので、久々に出先で夕食を摂ることに。
当初は、神仙の期間限定らしい味噌つけ麺を食べる気マンマンだったのですが、冷静に考えると、つけ麺は茹で時間が通常よりかかる。幸いに日比谷ラーメンアベニューは空いていましたが、それでも調理のタイミングによっては間に合わない可能性もあったので、ふくもりの中華そばで済ませることにしました。近いうちにもういっかい日比谷に来るか……。
爆笑問題withタイタンシネマライブ#78の感想はこのあと別項で記します。
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