きのうのお出かけの疲労が抜けてません。なにせ、あれこれやって結局3時過ぎまで起きていたというのに、1時間ちょっと経った頃に緊急地震速報で叩き起こされた。自宅には特に影響はなく、トイレに入ったあともういっかい眠りにつきましたが、疲れが抜けきるはずもない。しかし、既にチケットは確保してあったため、今日も映画鑑賞のためにお出かけするのでした。
訪れたのはTOHOシネマズ上野。最近、当初の狙い通りにアニメ作品を多くかけるようになってきたのはいいが、このところ私があえて観に行きたい作品があんまりかからなかったため、私自身は今年2回目の来訪。まさかこんなに間が空くとは思わなんだ。
鑑賞したのは、任天堂が誇るキャラクターが《ミニオン》を擁するILLUMINATIONによって映画化、クッパによって囚われたルイージを救うため、配管工のマリオが異世界で大冒険を繰り広げる『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(吹替)』(東宝東和配給)。
基本はアニメでもオリジナル言語での鑑賞を優先しますが、なにせこの作品は日本発のコンテンツです。吹替版でイメージを損ねることはないだろう、と思ってこちらを選びましたが、期待通り、見事な仕上がり。情報を得てなかったので、吹替版の台本をヨーロッパ企画の上田誠が手懸けてることも知りませんでした。タイトルでこの文字を見た瞬間に「あ、こっちで正解だ」と確信しました。
映画としては決して上出来ではない。さすがに作りが幼稚で、展開が乱暴すぎる。ただそれは、オリジナルのゲームの世界観に敬意を表し、その要素を出来る限り詰めこんだからこそです。スーパーマリオブラザーズやマリオカート、挙句は本当のデビュー作であるドンキーコングまで彷彿とさせるステージやアイテムをちりばめ、まさにゲーム世界に入り込んだような気分にさせる。ちょっとでもマリオ関連のゲームを楽しんだことがあれば、世代問わず興奮するはず。
きちんと物語としてスリルを採り入れながら、随所に遊びや笑いを入れているので、深刻になることなく楽しめる。こと、異様に格好いいピーチ姫や、凶暴さのなかに意外な愛嬌を見せるクッパあたりは見所です。会話やユーモアが完全にアメリカナイズされてますが、それもまた一興。
重厚さはないけれど、子供は確実に喜ばせ、かつて原作ゲームに親しんだ世代をニヤリとさせてくれる。そりゃあヒットするわ、と納得する仕上がりでした。
上映開始時間が早く、かつ尺も手頃なので、終わったのは11時ちょい過ぎ。買い物をしてから家に帰ってもちょうどお昼時、なので外食はせず、家で摂りました。今年は上野であんまり観てないので、どっかで食べてきても良かったかな、といまになって思ってたり。
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