ららぽーと豊洲映画祭2010再訪、ついでにパリも。

 今週中にどーしても観ておきたい映画が3本(週末除く)あります。が、昨日はそもそも映画サービスデーで、普段から1000円で鑑賞できる私にとっては却って避けるべき日。水曜日は文化の日で混雑が予想される。連日観に行くのは疲れるので、なるべく1日ぐらい間隔を置きたい――そう考えると、どうしても今日出かけないとならない。幸いにと言うべきか、観に行くつもりだったうちの2本は同じユナイテッド・シネマ豊洲でかかっているし、上映時間を調べると、非常に巧い具合にハシゴが可能。唯一の難点は、普段昼寝に使っている時間を移動に費やす必要があることでしたが、まあそのくらい、少し早めに仮眠を取れば済む。

 ……が、習慣を崩すのはなかなかに難しい。いまひとつよく眠れない状態でしたが、折角その気になっているのに先送りにすると思いの外引きずったりするので、勢いをつけて出発。当然自転車で。体力は消耗しますが、近ごろは豊洲ぐらいまで漕ぐとほどよく昂揚感を味わえ、眠気もある程度は飛ばしてくれるらしい。そんなわけで、2本観終わるまで、眠気に襲われることはありませんでした。

 1本目は豊洲映画祭上映作品、サンドラ・ブロックにオスカーをもたらした、アメリカン・フットボールを巡る実話に基づいたドラマしあわせの隠れ場所』(Warner Bros.・配給)。本公開のときに観逃して、まあサンドラ・ブロックぐらいしか見所がない、みたいな評判もあるからそのうちでいいか、と今回も積極的に観る気はなかったんですが、予告篇の印象は意外と面白そうだったし、他にこの映画祭で拾っておきたい作品もなかったので――こういう再上映企画は、集客が見込めないと続かない恐れがありますから――鑑賞。

 なるほど、サンドラ・ブロックは確かに圧巻の演技。このパワフルでユニークな女性を、嫌味なく愛嬌さえ感じさせる絶妙な匙加減で体現している。他のキャストもなかなか味わいはあれど、(現実だと思うと驚きでも)あまりに素直な筋なので単純な再現ドラマ風になりかねないところを、彼女の存在が見事に支えてます。アメリカの貧富の差やフットボール業界の現実をうまく押さえていることなど、ドラマとしても決してクオリティは低くない。何より、観てて飽きませんでした。

 10分ほど間を置いて、次に挑んだのはハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』(東映・配給)。……これまでは客足が落ちてから訪れるのが常で、公開1週間以内に観に行ったのは初めてです。なんか楽しみで仕方なかったのですよ。

 出来のほうは……これが期待にまったく違わなかった。これまで私が観に行ったプリキュア劇場版では、『プリキュア5』1作目に比肩するか、あれ以上かも、と思うほどの出来。ドラマのアイディアや構成にあまり幼稚さを感じませんでしたし、きちんと4人のプリキュアそれぞれに見せ場を与えているのも好感度が高い。最近恒例だった観客参加型イベントが唐突だったこと、題名にあるファッションショーがパリ行きの動機程度にしか活きていないことあたりが残念ですが、それ以外はまったく不満がありません。声優にタレントを使わなかったのも、雑音が少なくなって良かった。危うく劇場でグッズ買いそうになったぐらいだぜ!

 で、満足して家路に就いたのですが、さすがに帰宅後すぐに感想に着手することは出来ず、経緯を書くだけで精一杯でした――というかもう日付を跨いでる。

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