惨すぐる。

 デニス・ルヘイン*1による原作に惚れ込んだベン・アフレックが監督・脚色を手懸け、本人も幾つかの新人監督賞を獲得したほか、エイミー・ライアンが同作の演技でアカデミー賞ゴールデン・グローブ賞含む各映画賞で助演女優賞の候補に上げられ受賞も多数に及ぶ作品があります。どちらかというとマット・デイモンの才能におんぶに抱っこだったのでは、と噂され始めていたベン・アフレックが起死回生として放ったこの作品、いつ日本に来るんだろう、とじっと待ち焦がれていたのですが――

ゴーン・ベイビー・ゴーン

2008/09/17

DVD & Blu-ray同時発売

 …… ビ デ オ ス ル ー かよ!!

 いや劇場公開したってヒットするかは解らないし、ベン・アフレックは大不評の『ジーリ』や評判のよかったわりにあまり振るわなかった『ハリウッドランド』とブエナ・ビスタで立て続けに失敗しているので慎重にならざるを得ないのかも知れませんけど、それにしても、それにしてもさぁー!!

 なんか気の毒すぐるので、発売後なるべく早く押さえたいと思います。ブルーレイを同時発売しているだけでも良しとしよう……。

 ちなみに原作は角川文庫から、『愛しき者はすべて去りゆく』の邦題で発売、現役で入手可能です。クリント・イーストウッド監督作品『ミスティック・リバー』もこの人の作品であり、またマーティン・スコセッシ監督&レオナルド・ディカプリオ主演コンビによる新作も彼の『シャッター・アイランド』が原作になっているというくらい、いまハリウッドで注目されている作家でもあります……その点からしても、小規模でも劇場公開してくれたって良さそうなもんだが……

 ちなみに、現在創元推理文庫で発売されている低年齢層向けミステリ・シリーズの映画化『美少女探偵ナンシー・ドリュー [DVD]』も密かにビデオスルーされていたりする。

*1:早川書房表記。原作の版元である角川書店では“デニス・レヘイン”となっている。

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