傑物か、或いは凡人か。

 プログラム切替直後の火曜日は午前十時の映画祭13を観に行く日と決めてます……最近はあんまりそう固定も出来なくなってますが、可能ならローテーションに従うのが無難。
 劇場も、いつもどおりにTOHOシネマズ日本橋です。鑑賞したのは、デヴィッド・リーン監督、ピーター・オトゥール主演、1920年代のアラブを見舞った混乱を抑えるべく、アラブ人の輪に入り込んで奮闘した実在の人物の姿を映画化したアラビアのロレンス/完全版』(Sony Pictures Entertainment配給)
 ……正直、きょうはぜんぶ観ないで帰ろうかな、と思ってました。好きな映画ですが、なにせこの2週間ほど眠りがいまいち足りてない感じで、今朝も妙に怠い。既に何回も観ていて感想はとっくに上がってるし、半券さえ確保出来たら無理しなくてもいいや……という程度の気分だったんですが、インターミッションまで頑張ったら最後まで頑張ってしまうよね。ホントに終盤、いつ寝落ちしてもおかしくない状態だったけど。
 ただ前半部分については、あんまり席を外す気になれなかった。CGでは出来ない、ざらついてヒリヒリとした熱を感じさせる砂漠の表現。ロングショットで捉えた砂漠の広大さに、登場人物もろとも打ちのめされる感覚はなかなか味わえません。
 そういう意味では、後半は二重にしんどかった……映像的な派手さは減り、内容的にも沈鬱になっていく。ドラマとしては重厚なんですが、体調が万全でないと思いのほかキツい。何度か寝落ちしかかりました……でも頑張ったの。

 予報ではお昼頃から激しい雨が降る可能性が、と言っていたので、折りたたみではない普通の傘を提げてきた……が、ポスターの写真を撮ろうと窓の前を通りかかると、外は日が射してる。大降りなら昼食は劇場の近くで済ませるつもりでいきしたが、結局毎度の如くふくしま館に赴きました。イートインに来ていたのは鈴木飯店、以前もいただいたあごだし塩らぁ麺をチョイス。ここはつけ麺が辛口でけっこう好きなんですが、つけ麺は茹で時間が長くなる傾向なので、ラーメンにしたのです。もうお昼時を過ぎて、お客さんが少ないからか、順繰りに茹でていたようで、想像してたより時間はかかりましたが、まあ仕方ない。
 通常なら帰宅後すぐに仮眠を取って、夕方以降の作業に備えるのですが、アレほど眠気が募っていたのに、蒸し暑さで寝付けず。これを書いているいま、改めて眠くなっております……。

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