よく異世界に迷い込むなあ。[レンタルDVD鑑賞日記その818]

 6月8日に、2023年4月リリースの『心霊闇動画76』を鑑賞。アルバイト先の友人同士が、いまは使われていない寮をに潜入した際に記録してしまった怪異《学校寮》、物件探しで説明を受けながらカメラを回していたとき、不気味なものに遭遇する《仕事場を探す》、当時の恋人や友人と出かけた公園での異様な映像《真夜中のアスレチック》など、全6篇を収録。
 また74巻が飛ばされました。続き物の少ないシリーズですから、差し支えはあんましないのですが、どーにも居心地が悪い。
 それにしても、相変わらず出来は正直、いまいちです。近ごろ毎回のように幼い子供の様子を撮影しているうちに映り込んだ、というパターンがある不自然さ、そして肝心の怪異も、1巻通してパターンのうちに収まってしまっているので、この1巻の中でさえもマンネリな印象が強い。せめて、投稿者へのインタビューで膨らませたエピソードに、もうちょっと裏打ちとなる取材や映像を挟みこんだらどうなんだ。
 唯一、《学校寮》だけはやや展開が面白い……こういう、一瞬だけ異世界に迷い込んだのか? というシチュエーションも、このシリーズとしては何度も出てきていて、それ以上の展開や後日談の面白さも少ないので、続けて観ている者にはいまいちでも、初見の人には多少はインパクトを与えるかも知れません……初見の人がここに辿り着く可能性ってあんのか、という疑問は置いておいて。
 いっとき、尾崎演出補が演出に携わった何巻かは、少し変化や成長の兆しが見られたのですが、元の演出が復帰して元に戻り、ここに来て更に低調に陥ってる気がします。何度も何度も何度も何度も書いてますが、ほんとに巻数を絞ってクオリティを上げることを考えるべきだと思う、ホントに。

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