昭和のゴジラフルパワーにゴングも大盛りで。

 10日ぶりの映画鑑賞です……こんなに間を空けたくなかったのですが、致し方ない。
 観に行くのは18時50分からの回なので、日中は自宅にて、やっておかねばならないことを進める。最優先事項は、透析用資材の発注と、使用済みの透析液の箱を奥に移し、未使用のものを手前に入れ換えることだったりする。これをやっておかないと、あとで困る。
 仮眠を取り、書き物で時間を潰したあと、バイクにて新宿へ。早めに現地入りし、紀伊国屋書店でちょこっと買い物をしてから、TOHOシネマズ新宿に向かいました。
 鑑賞したのは、《モンスターヴァース》最新作、地底世界に秘められた脅威がふたたびあの怪獣達を動かすゴジラ×コング 新たなる帝国(字幕・IMAX with Laser)』(東宝配給)。基本、ゴジラはゴジラの下で観る、と心に決めているので新宿なのです。しかし、IMAXで私にちょうどいい上映時間はここしかなかったので、人でごった返しているのを承知で夜の時間を選びました……ほんとに人多い……。
 ほぼ昭和のゴジラです。それをハリウッドの予算と映像レベルで、コングも付け加えてフルパワーで再生した感じ。
 序盤のテイストはロスト・ワールドを中心とした冒険映画の趣ですが、異変がなぜ起きたのか、が明白になっていくと共に、どんどん往年の“怪獣プロレス”と化していく。『シン・ゴジラ』、『ゴジラ-1.0』と原点回帰し“災厄”としてのゴジラを現代的なテーマも交えて描いた日本版作品と比較すると子供っぽく大味になった、と感じてしまいますが、一方で、ヒーローだった頃のゴジラに愛着のある世代にはたまらないものがある。何だかんだ言って、私ももともとはこっちの方が親しみがありましたし、これはこれでワクワクする。
 そして、こういう世界観だから、と割り切った、突き抜けた描写が楽しいのです。これまでの《モンスターヴァース》の方向性を踏まえたゴジラの、ある意味馴染みすぎた生態とか、知能のある怪獣であるコングのユニークさも、あまり躊躇せず物語に織り込んでいる。終盤で現れる“救いの手”の親切さにも笑ってしまう。
 怪獣映画としての醍醐味を、きちんと現代に、そしてグローバルに再生した作品です。これはこれでいいのよ。

 鑑賞後は、久しぶりに麵屋海神を訪れて、やや遅い夕食。新宿駅南口近くは歌舞伎町界隈ほど混雑はしてないんですが、お店は一瞬満席になるくらいひっきりなしにお客が詰めかけている。ほんっとーに新宿も人が戻ってきた、というか、戻りすぎた印象です。今日はタマタマスムーズに利用できましたが、やっぱり夜に訪ねるのは慎重にした方がいいな……。

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