なんだかものすごく久し振りの気分など映画鑑賞です。もっとマメに出たいけど、色々と事情があるのです。
今日の行き先はTOHOシネマズ日本橋。先週金曜よりスタートした、午前十時の映画祭15鑑賞のためです――今回はこれまでこの映画祭で採り上げられた作品からのリクエストで成り立っており、つまりぜんぶいちどは観た作品しかかからないので、若干モチベーションが下がってる感も否めないのですが、でも今年も出来る限りコンプリートを目指すつもりなので、朝から出かけてしました。
開幕第1弾は巨匠デヴィッド・リーン監督、第一次世界大戦の中東戦線で、現地の部族とともに戦った実在の将校の姿を、壮大な映像で綴る『アラビアのロレンス/完全版』(コロンビア・ピクチャーズ初公開時配給)。
……まだ疲れの残ってる身体には長すぎる作品でした。もうストーリーも概ね覚えているので、印象の強いシーンが来るのをひたすら待ち侘びながら鑑賞してましたよ。
とはいえ、やっぱり圧巻です。広大で無慈悲な砂漠を大パノラマで捉えた映像、そこで繰り広げられる、命のやり取り。無邪気で無鉄砲だったロレンスが、その世界の無慈悲さに直面して、次第にニヒルに変じていくリアリティ。
登場人物が普通に英語を話していることとか、アラブの人々と距離を詰めるくだりがいささか性急すぎる、とか現代の視点で気になることはあるのですが、逆に、そういう配慮を常に求められてしまう現代では出来ない大らかさもまた、往年の大作を鑑賞する楽しみだと思う。
今期の午前十時の映画祭はこんな具合で、基本的に詳細な感想はアップ済みの作品ばかりなので、気晴らしの感覚で鑑賞していきます。
映画のあとは、映画館のあるコレド室町2からすぐそこにある神田らぁめん悠へ。最近、日本橋ふくしま館以外では、日本橋界隈でいちばん利用しているラーメン店ですが、先月訪れたときは、人員の都合から夜間の居酒屋営業のみになっていて食べられなかった。このあいだ調べたところ、どうやら最近になって、今度は昼間のラーメン店としての営業のみ実施するかたちで再開したようなので、早速訪ねてきたわけです。
ここは細麺と平打ち麺の2通りから選べるようになっていましたが、これも準備が整わないのか、平打ち麺のみになっていました。もっとも、私はここの平打ち麺がお気に入りで、記憶を振り返っても、平打ち麺しか頼んだ記憶がない……それもどうかと思うけれど、何にしても、今回の限定的な再開でも、私には不都合はないのです。
これもお定まりの特選らぁめんを注文し、堪能して帰宅。
TOHOシネマズ日本橋、スクリーン1入口脇に掲示された『アラビアのロレンス/完全版』午前十時の映画祭15上映当時の紹介記事、と休憩時間の案内。
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