今月は今までと違う理由でバタバタしていて、映画を観に行く機会がますます限られてます。しかし、午前十時の映画祭15はプログラムが2週で代わるので――ふたつに分けられたグループを活用すれば1ヶ月は融通が利く、とは言え、出来ればTOHOシネマズ日本橋で観たい。今コマは明日には切り替わってしまうので、急ぎ観に行ってきました。
鑑賞したのはフランシス・フォード・コッポラ伝説の傑作、ニューヨークの裏社会を牛耳る一家のドンとその家族を軸に、愛憎にまみれたドラマが展開する『ゴッドファーザー』(パラマウント映画×CIC初公開時配給)。
以前に、再編集した第3作含む3部作すべて観ましたが、第3作はともかく、1作目2作目は記憶のなかで若干混ざり合ってます。冒頭の結婚式とかマイケルによる暗殺とか、その後のシチリア島での出来事とかは時系列から1作目だと解ってるんですけど、他のファミリーとの抗争、とりわけ手下たちの駆け引きなんかは、1作目なのか2作目なのか若干区別できない。あの「しりぞけます」の台詞のくだりなんか続篇の方だと思い込んでました。
とは言え、傑作であることに変わりはない。プロローグの結婚式で既に凝縮されたドラマの萌芽、命のやり取りに陥りがちな世界で家族の平穏を求めようとするドン・ヴィトー心情と、そんな父を尊敬しているからこそ闇へと落ちていくマイケル。しばしば血みどろになりながらも、深い情緒と詩情をたたえてます。
きょうも、納得したら早めに切り上げようか、と考えてましたが、けっきょく圧倒的面白さと逆らえない牽引力によって無事最後まで鑑賞してしまいました。続篇にまで行きはしないけど、ちゃんと1章の終わりまで見届けないと気が済まない。
鑑賞のあとは例によって日本橋日本橋ふくしま館へ。上であれこれ理由を書き連ねましたが、今日まで残しておいた最大の理由は、今日から老麺まるやが出店してることだ。
到着が13時近いので、もちろんチャーシュー麺は売り切れ。
しかし嬉しいことに、久し振りにお土産が出ていた。喜多方ラーメンを大盛りでいただいたあと、ちょっとスキップして……は嘘だけどそのくらいの気分で、お土産も購入して帰りました。
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