大つけ麺博2022、14杯目は老麺会所属の喜多方の味。

 8日の映画鑑賞のあと、またしても大つけ麺博に赴きました。
 これを書いている時点では、いちおう最後の訪問のつもりです。名前が“大つけ麺博”だし、そもそもつけ麺好きだから通っているので、締めはつけ麺にしようか、と思案したのですが……ここ最近の思い入れを優先してしまいました。

活力再生麺屋 あじ庵食堂の喜多方ラーメン、トッピングは味玉と岩のり……岩のり多いな!

 選んだのは、活力再生麺屋 あじ庵食堂の喜多方ラーメン、トッピングは味玉と岩のり……岩のり多いな!
 なにせ私はこのところ日本橋にて、ふくしま館のイートインでやたらと喜多方ラーメンを食べていて、これが自分にとっての理想のラーメンのひとつ、という思い入れが強くなってしまっている。だからこのイベントでも既に喜多方のスタイルに寄せたのを1杯食べてるし、ちょっと優しめの味が欲しくなってしまったところなので、最終的に吸い寄せられました。
 しかし本当にトッピングの岩のりが多い。お陰で写真にスープがほぼ映ってません。見本では醤油ラーメンの趣ですが、実際はもうちょっと薄く、塩ラーメンのような気もする。ただ、出汁はしっかり効いていて、味わいは深い。
 麺は私の大好きな、もちもち食感の中太縮れ麺。ただ、食べる場所を探したり撮影したり食前の薬を飲んだり、という過程をちゃんと踏んでいるのに、柔らかくはなっていない、どころか比較的弾力が強い。これは、どうしても提供から口をつけるまでに間が空くことを考慮した茹で加減の成せる業かも知れません。程よい歯応えが私には好みでした。
 デフォルトの具材はナルト1枚にネギ、メンマ、そしてチャーシュー。チャーシューはたぶん2枚だと思う……なにせ岩のりの下から発掘しなきゃ辿り着かず、しかも箸であっさりと解れるほど柔らかいので、全体像を確かめてないのです。しかし、決して主張の強すぎないスープに肉のコクと風味をきっちり加えてくれる堅実な仕事っぷり。
 味玉はやや柔らかめだけど、蕩けてスープに混ざるほどではない茹で具合。これも、黄身にスープを吸わせて楽しみたい私には理想。味が濃くないのも良し。そして、喜多方系では実はあんまり見たことのない岩のりのトッピングもけっこう合っていました。スープがよりさっぱりと柔らかになるので、胃に負担をかけたくなかったこのときの私には理想的。
 終盤は店頭でいただいたコショウの小袋を3/4ほど振りかけて味を引き締め、けっきょくはスープまで完飲……まあたぶん大つけ麺博に参加するのもこれが最後だし、1杯が少なめだし!!。
 私がもっとも好きなまるやと同じ喜多方の老麺会に参加しているようですが、それも納得の安心の出来る味でした。私の把握している範囲では、日本橋ふくしま館のイートインには出店していないようですが、もし出張してくれるなら、タイミングを合わせて食べに行きたい、と思うくらいに美味しかった。

活力再生麺屋 あじ庵食堂ブースの看板。

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