夏場は水分を摂るからねえ。

 自宅で実施する血液透析には、色々と制約がかかっています。
 施設だと、途中で止めてトイレに行くことも可能ですが、自宅ではできない。感染の危険が増す、など色々理由はあって、そのために必要なキットも供給されてない。
 もうひとつ、1時間には1kgぶんしか除水できない、というルールがある。施設にある機器たと、もっといっぱい引けるのですが、このとき、急激に水分を引くことによる血圧低下を招く危険がある。血圧だけなら自分で対処できますが、意識が低下すると、医師も看護師も立ち会いのない在宅透析ではほんとうに命の危険がある。
 冬場は基本的にいっかい2時間半程度を目途にして実施していますが、しかしこれで除水できるのは2.5kg。増えすぎると、ドライウェイトまで戻すのにそのぶん時間を費やさねばならない。
 そこで困るのがこの季節です。脱水症状や熱中症を警戒して、水分はきっちり摂るようにしていますが、汗のかたちで抜けなければとうぜん胎内に溜まっていく。結果、1日2.5時間では抜ききれなくなるのです。
 というわけで、今月に入ってからほぼ連日、3時間実施してます。それでも、ドライウェイトに戻るのは、透析を空ける日に設定している土曜の1日前までかかることがほとんど。夏場はたぶんこの調子で続けるしかないな……。

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