今回の日本推理作家協会賞長編部門の受賞者である芦辺拓さんの公式サイトの管理をけっこう長いこと務めているご縁で、今回の贈呈式の招待状をいただけたので、お邪魔してきました。
なにせ最近、新刊や賞周りの情報にはとんと疎くなっていたため、昨年度から両賞の贈呈式を一般客にも座席を用意する形で催していたことを知りませんでした。池袋に出来たブリリアホールでの開催、と知って、やっと察した感じ。
そんな有様なので、今年の乱歩賞の話題性もろくに知らなかったんですが、話を聞いているとやっぱり本好きの血が騒ぎだしてくる。純粋に面白そう。日本推理作家協会賞も含め、受賞者それぞれの経歴や想いであったり、選考委員各氏の葛藤、煩悶がそれぞれのコメントから覗くのも楽しかった。乱歩賞受賞者・荒木あかね氏が、ミステリ作家を志すきっかけになった短篇の著者である有栖川有栖氏がサプライズで花束を贈られたときに涙ぐんでいたのが非常に微笑ましかった。
このところ直接お会いする機会がなかなかなかったので、芦辺さんにひと言でも御挨拶できたら、と思っていたのですが、この形式ではちょっと難しかった。いちおう会場外で少しブラブラとしながら様子を窺ってましたが、やっぱり断念。また別の機会を窺います。
とりあえず、久しぶりに乱歩賞受賞作を買っておくか……。
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