３年４ヶ月近く費やして、ドラゴ倒した。

『リングフィットアドベンチャー』、とうとう、ドラゴを倒しました。
　たしか半年くらいで辿り着く、と説明にあったこの段階まで３年以上かかるってどういうことなのか……まあ、基本的に慎重な気質なので、普通のＲＰＧよろしく、しっかりレベル上げをしてから先に進めるようにしていたし、途中で過酷すぎるコースがあったとき、前のステージまで戻って、まだ通っていないところを探ったりもしていたので、余計に時間がかかったのでしょう。そもそも、一時体調不良などで間隔が大きく開いてしまったとき、エクササイズメニューに耐えられないかも、と考えて、頭からやり直したことが１回あったのだ。
　しかし何より驚くべきは、ちゃんと３年以上継続している、という事実だったりする。大作ＲＰＧを購入しても、他にやることが多くて結末まで辿り着かない、なんてのがもう普通になって早幾年、ここまで根気よく続けられるとは思わなんだ。やっぱり、ゲームであること以前に、エクササイズであることが大きい。「ちゃんと運動しなきゃ」という意識が根付いて、数日くらい間が空いたとしても、ちゃんと復帰してコツコツ、ステージをクリアしていった結果なのでしょう。坂を滑り降りてくる巨大な箱を空気砲で押し上げながら走る、というコースでいちど心が折れかかりましたが、それもちゃんと乗り越えたし。
　それにしても、最後のドラゴ戦は実にキツかった。
　攻撃に用いるエクササイズはこのところメニューを固定しているので、程よい時間ならしんどくはないのですが、何せボスは、倒すまでに時間がかかる。通常は30分くらいでいちど終わらせるのを目安にしているのに、ボスが出てくると、トータル40分くらいかかってしまうことが多かったから、たぶん時間はかかるだろうな、と察してはいたけれど、まさか１時間かかるとは思わなかった。。
　……でもやめられなかったのです。ステージに入る前なら、今日はここまで、と区切ることは出来るけれど、ステージの最後にあるボス戦に辿り着くには、次回に起動したとき、もういちどステージの頭から始めなければならない。最終ステージは、ドラゴに辿り着くまでにスクワットあり頭上でリングを引っ張るメニューあり、移動時の運動メニュー大盛り状態で、こんなのをもういちど辿りたくない。そして最後のドラゴがまた、一般的なＲＰＧのラスボス同様、なかなか倒れやしねえ。肉体を酷使するゲームで、ゲージ復活とかやめてくれ！　せめてここから仕切り直すのは許してくれ!!　と叫びながら、どうにかこうにか倒したのでした。
　その一方で、どうも本当に体力がついた、ということは明確に実感できました。だって、確かにしんどくはあったけれど、１時間やり通しているのです。ちょっとずつ小休止を挟んだとはいえ、持久力もついているらしい。
　なお、ドラゴを倒しても、まだオマケのステージがあるそうです。加えて、クリアしたとは言え、途中にどうしてもこなせない依頼があったり、すべてのステージをクリアしたはずなのに、パーセンテージが100になってないところも多々ある。何より、ちょっとでも余裕を見つけて身体を動かすのが習慣づいてしまった今になって、クリアしたからもうおしまい、という選択肢はない。引き続き、遊び続けるつもりです。

　……でも、そろそろ続篇とか出してもいいのではないのかしら。遅れて購入し、ゆっくりじっくり進めていた私でさえラスボスに辿り着いたのだから、発売当初からのヘビーユーザーはそろそろメニューに飽きている頃だろうし。リングコントローラーなどは流用する形で、続篇や追加購入方式の新シナリオ、新メニューとか出てくれないかなー。