11月6日のレポート。
TOHOシネマズシャンテで映画を観終えたあと、みたび日比谷ラーメンアベニューを訪問しました。せっかくだし、入っている3店舗をすべて制覇してやろう、と考え、この日はいっさい迷わず、いちばん奥の博多新風へ。
博多と言えばとんこつラーメン、当然ながらここのメインメニューは豚骨。なかでも、店名を冠した新風豚骨に、半熟味玉をトッピングでつけていただきました。博多ではお馴染みの薬味はカウンターに用意されてますが、今回は考えるのがめんどーだったので、何も取りません。
まず驚いたのが、やたらと強い香ばしさ。マスクをしていても、どこかでなにか焦げてる? と訝るくらいに薫ってくる。どうやら、この新風豚骨の特徴であるマー油が薫っているようです。
まずスープを啜ると、いかにも豚骨らしい濃厚な味わい。そこにマー油の香ばしさが一気に広がってくる。濃厚なコクに、少し渋みを添えてます。
麺は中細くらいのストレート。博多ラーメンらしく麺の固さは選べますが、個人的には今回注文した“ふつう”でもちょっと弾力が強い。柔らかいほうが好き、というひとは“やわめ”で注文したほうがいいかも。個人的に固茹ではあんまし好きではなかったためちゃんと確認してませんが、確か“バリカタ”くらいまで指定を受け付けていました。“粉落とし”はさすがになかった……と思う。粉落としって茹でてないよねそもそも。
具はチャーシューの他、ネギと細切りにしたキクラゲ。キクラゲがとにかく思ってるより沢山入ってる印象で、麺と一緒にたぐっていると最後まで終わりません。麺がなくなってもまだ残ってた気がします。そこまで味は強くないんですが、その歯応えがスープやジューシーなチャーシューにアクセントを加えてくれる。ちゃんと考えられてます。
それにしてもこのお店もなかなかに濃厚。日比谷ラーメンアベニューはせたが屋の監修らしいですが、基本的にこういう濃厚さが好きなんでしょうか。……だとしたら、私の場合はちょっと合わないケースが多いかも知れない。
これにて日比谷ラーメンアベニュー3店舗すべて制覇です。
結論としては、さすがにそれぞれ個性が立っていて美味しい、けれど、いざ向き合ったときに見える第一印象がだいぶ似ている。個人的に、こういう出店方法ではあんまり賢明ではない配列だと思う。濃厚、あっさり、個性派とか、それぞれに第一印象が違えばもう少し流れが出来るのではなかろうか。どこもちゃんと美味しいのは認めるんですが、いざ食べに行くか、となったときに、思い出すインパクトがみな“濃厚”なので、それが欲しくないとあっさり選択肢から外れてしまう。
余計なお世話かも知れませんが、もーちょっと面子を一考した方がよかったのではなかろうか。このラインナップだと、客の循環も発展性も乏しい気がします。
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