連続もの始めました。[レンタルDVD鑑賞日記その780]

 12月21日に、2022年1月リリースの『心霊闇動画61』を鑑賞。緊急事態宣言下にパーティルームを借りて遊んでいた際に記録された恐怖《ジェンガ》、様々な怪奇現象が起こる家で撮影された映像を収録する連作の1本目《霊がうごめく家①》、美しいコテージに宿泊した投稿者が遭遇した異様な出来事《三泊目の怪》など、全7篇を収録。
 ……ようやく今年リリースの巻に辿り着いたぜ……まだ11巻の開きがあるけど……。
 この作品はディスクを読みこむとまずチャプター一覧から始まる、この手の怪奇ドキュメンタリーでも珍しい仕様なのですが、そこに《質問コーナー》の文字があると著しく萎えます……今回は遂に、そこだけ倍速で観ました。雑な定義で語らない方がいいよ、ほんとに。
 ただ今回、エピソード的にはちょっと注目に値するものが含まれている。
 ひとつは《霊のうごめく家①》。ナンバリングしているからには、他にも収穫があるものを、別の巻に振り分けて収録するつもりなのでしょう……そうだよね? リリースの早いこのシリーズの強みを活かした、いい企画だと思う。ただ、肝心の映像は動きがちょっと不自然すぎてアレではありましたが。
 もうひとつは《三泊目の怪》です。ナレーションの、怪異についての粗雑な認識はさておき、顔や人影の映り込み以上に、現象の異様さに着目したこと、またその現象のユニークで、しかし逃げ場のない怖さはなかなか。記憶に誤りが無ければ、旧作で似たような現象は取り扱ってたはずですし、そのあとのアレがなければただただ怖いだけで済んだのにね、という嫌味はありますが、少なくともこのシリーズのなかでは比較的観られる内容。
 他のものは、まあ、こんなもんかな、といういつもの感じ。加工としても単純だし、何なら加工でなくても出来るものもある。たとえば《ジェンガ》は、机の下に隠れていたひとが普通に腕を出した、でも説明がつきそうだし、《見ている?》に至っては、たまたまそれまで死角に隠れていたものが姿を現したタイミングで撮られた、という可能性が否定出来ない。いずれも、収録するうえで取材での補強は必要だったはず。やっぱりスピード感だけが取り柄なのよね。

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