何故DOLBY ATMOSでないのか。

 本日は封切り鑑賞のために、朝からTOHOシネマズ日本橋へ。鑑賞したのは、トム・クルーズ製作&主演によるスパイ・アクション・シリーズ第5作ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(字幕・TCX)』(Paramount Pictures Japan配給)。今回、粗筋だけ書いておこう、と久々にやる気を起こしたら、そのまま火が点いて、一気に感想ぜんぶ書き上がっちゃいました。なので詳しくはそちらに回すとして。

 実はこの作品、どこで観るのか迷ったのです。というのも、この作品はDOLBY ATMOSでの上映に対応しているのですが、いざ公開間近になってTOHOシネマズのスケジュールを確認してみたら、都内ではATMOS対応での上映が新宿でしか行われていない。ATMOSの設備を擁する日本橋、六本木のどちらもかけていないのです。

 まあ、理解は出来なくもない。必ずしもATMOSを必要としない、追加料金自体ごめんだ、というひとには通常上映が必要でしょうし、そこで差別化することで、各劇場に客を誘導することも出来る。またこの時期は大作が複数公開されていて、一部スクリーンに限定される設備は、作品ごとに取り合いになってしまう。時期を考えれば『ジュラシック・ワールド』や、本邦の大作『進撃の巨人』にリソースを使いたいところです。

 ……とはいえ、新宿はIMAXやMX4Dも存在し、そちらで固有の客層を握っているのですから、ATMOSについては他の館、とりわけMX4D未対応の日本橋にこそ分けて欲しかったところ。個人的にはそのつもりでいたもので、日本橋ではATMOS版の上映がない、と知って、ちょっと悩んだのです……新宿は他にも集客力の強い要素があり、この時期の混雑は想像に難くありませんから、なるべく初日は避けたかったし、まあこの作品ならATMOSでなくてもいいか、と思ったので。

 しかし劇場側、とりわけTOHOシネマズのように多くの施設を抱えるところは、もうちょっと付加価値の配分を考慮して欲しいものです。オープンしてまだ間もない新宿の売りを増やしたいのも解りますけど、日本橋だってまだオープン1年ちょっとしか経ってないんだから。

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