本日は2カ月にいちどのお楽しみ、タイタンシネマライブです。
何の因果か、今月はこの3日間にイベントが固まっている。透析と同時にこなせるのは土曜日だけ、あとは時間をずらさねばならず、苦肉の策として、導入後初めてとなる、午前中の透析を実施することにしました。こうすれば、1回ごとの間隔が狭められますし、食事の回数も減るので除水量も加減できる。
ただまあ、前日のイベントは『茶風林channel〜呑んでばかりで何が悪い! 第6回』、つまりは実質オンライン飲み会なので、摂取する水分量は増えてしまう。案の定、透析の準備で体重を量ったら、朝だというのに2日分近く増えてました……むしろこの茶風林氏のイベントを楽しんだ翌日は朝にやるべきかも知れぬ。
スケジュールの確定が緊急事態宣言解除の前だったため、今回も開演は1時間前倒しの18時30分。その更に1時間ばかり早めに現地入りし、日比谷しまね館を物色して時間を潰す。申し訳ないのですが、きょうは見ただけでなにも買ってません。理由はちゃんとある、が説明はまたそのうちに。
じっくり眺めて、次回来たときに買うものをなんとなく固めたあと、劇場へ。2年前までは、この時期恒例になっていた大つけ麺博に合わせて、TOHOシネマズ新宿で観るようにしていたのですが、今年も開催中死となったため、いつものTOHOシネマズ日比谷です。
それにしても、さすがにちょっと早く入りすぎて時間を持て余してしまった。バイクの駐車場が空いてないことを警戒したせいなのですが、警戒しすぎた。
本日のオープニング映像は、日本エレキテル連合の単独ライブのお知らせのみ。当人たちの映像コメントもなく、シンプルに案内を出していただけでした……この冒頭の映像も毎回それなりに楽しみにしてたんだけどな。
本篇のトップは久々のゆりありく。相方が2代目になって2回目だった……はず。しかし、“ゆりありく”と名乗りつつ、恐らくは日光さる軍団のメンバーと思われる別の猿も出てきてました。2代目の仕上がりを待っているあいだに、ユニット化していったんだろうか。ふた組目はシティホテル3号室。これはなかなか洒落たネタでした。私もこの社長と気が合いそう。3組目はM-1でも注目されたスロー漫才のキュウ。独特の謎解きめいたネタが更に入り組んだ構成になってます。終盤の大きな“気づき”が実に効いてる。
4組目は脳みそ夫。今回のネタは地下アイドルになった赤ずきんです……毎回思うが、このひとのネタだけ対象年齢がこのライブに合ってない気がする。5組目はXXCLUB。ふたりとも高学歴なコンビなんですが、知的な要素もあるのに笑いの取り方がなんか馬鹿っぽかった。いちおう褒めてます。6組目はダニエルズ、個人的には今日観たネタでは彼らのがいちばん好き。望月の迂闊な言動にほぼ女装芸人のあさひがキレる、という基本の流れはいつも通りですが、そこに至る組み立てが完璧。
7組目はまんじゅう大帝国。何故かダニエルズと振りが被る、という思わぬ流れがありますが、あちらはコントでこちらは漫才、やっぱり広げ方がまるで違う。ボケにボケを上乗せするスタイルから正統派のボケツッコミへの路線転換はなかなかうまく行ってると思う。8組目は日本エレキテル連合。彼女らが売れた当時はだいぶ奇天烈な設定が多かったのですが、最近はだいぶリアリティが増してきた。出産の立ち会いをテーマにした今回も、夫役の橋本は思考回路がだいぶイかれてますが、設定と広げ方は地に足が着いていて、しかもちゃんと面白い。キャラの濃さを維持しながらコント師として成熟してます。9組目はウエストランド。こちらもお馴染みの自虐ネタではありますが、やっぱり仕掛けが巧みになってる。井口の“見れば解る”キャラクター性をとことん活かしてます……けど、幸せになりにくい芸風よね。
ここからはゲスト枠。最初はタイタンライブ初登場、というか個人的には見ること自体が久しぶりな永井佑一郎。相も変わらぬリズムネタです。本当に心底くだらないネタなんだけど、これはこれで楽しめる。
ゲストふた組目は宮下草薙。先輩に金を貸して欲しい、と頼まれたけどどうしよう、という草薙の悩みがどんどん奇怪な妄想に転がっていくネタ。このふたりの面白いところは、どこまで筋書き通りか解らないところ。テレビだったか、やはり妙に不安定な印象のあったネタが1から10まで筋書き通り、というのもあったので、それが出来るのは巧い証拠。噛んではいた気がするけど。
ゲスト3組目はぺこぱ。近ごろはバラエティでの露出が多めで、ネタを見るのは久しぶり。しかしやっている方も、単独公演はあったけどコロナ禍故に客前での披露が久々だったとかで、2人とも確実に1箇所ずつ手順を誤ってました。エンディングトークでシュウペイが松陰寺を責めてたけど君もやってたぞ。あれはネタじゃないはずだぞ。
ゲスト4組目はBOOMER、今回はユニットではなく単独での登場……しかしネタの軸が談志のモノマネなので一切新鮮味はなかった。毎回出てくるので、それはそれで安心感はある。
そしていよいよ大トリ、爆笑問題。いつも通りの時事ネタの畳みかけ、しかし途中で太田がずーっと下ネタに脱線しっぱなしだった印象のほうが強かった。あとでゲストに突っ込まれてましたが、ズル剥けだけでどんだけ笑いを取れば気が済むのだ。
エンディングトークはゲストのみ入れ替わりに順次登場するスタイルで展開。前のように一堂に会して、というほうが賑やかで楽しいのですが、ゲストとそれほど距離を取らなくてもいい、というところまで来たのは嬉しい。
次回は12月10日。このまんま感染者数が増えすぎずに進んで、19時半の開演、勢揃いでのエンディングトークが楽しめるようになるといいなあ。
コメント