夜の映画鑑賞→新耳袋トークライブ50

 昨晩、最後の項をアップしたのち、電車にて新宿へ移動。しばらく来ないあいだにだいぶ完成の近づいてきた工事の状況を眺めつつ新宿武蔵野館へと赴く。

 土曜日とは言え、通常のレイトショーの動員など大したことはない、はずなのですが、今日に限ってやけに盛況。どうも、私のお目当てとは別に、フレディ・マーキュリードキュメンタリー映画がかかるようで、そちらがかなりの大混雑となっているらしい。係員が盛んに「これ以降はお立ち見となります」と訴えていました。盛況なのは構わないのですが、たぶん映画好きではなく音楽ファンが中心だからなのでしょう、どうも不慣れな行動をしている人が目立つ。スクリーンは一番奥だと言っているのに、先に開場した別の作品のほうにいそいそと足を運ぶ人もいました。

 で、私が鑑賞したのは、ウディ・アレンが拠点をロンドンに移して初めての作品であり、アカデミー脚本賞にもノミネートされた、スタイリッシュながらも痛烈なドラママッチポイント』(Asmik Ace・配給)。日本での配給元が告知される以前から楽しみにしていたのに、多忙な時期と重なってしまい、もう劇場では観られないか、と諦めていたところ、レイトショーなどで細々と、しかししぶとく何と三ヶ月も上映が続いてくれたお陰でどーにか観ることが出来ました。生き延びたのも納得の、ウディ・アレンらしさを漂わせながらもひと味違う暗さ、そして運命の皮肉を痛烈に描き出した秀作。終盤の展開に色々と穴があるように感じられるのも、その後の展開に様々な憶測を齎して、奥深い。観ることが出来て良かった、と素直に思える良作です。詳しい感想は後日、このへんに。……調子に乗って凄い勢いで鑑賞したせいで映画感想が溜まる溜まる。

 時間潰しに歌舞伎町の映画街をだらだらと眺め、時間が迫ったところで会場となるLOFT/PLUSONEへ。今回のお仲間は毎度のN氏と、急遽お誘いした冬野氏。最近居座っている、ステージ左側階段付近の席に陣取る。

 記念すべき50回目の新耳袋トークライブですが、今回も中山市朗氏の来場はなく、木原浩勝氏と完全に丁稚扱いされているI氏のお二人、という最近馴染みの組み合わせで展開。

 正直に言えば、50回目の節目としてはいささか寂しい内容でした。第2部にそこそこ聴き応えのある新作があったとはいうものの、手応えのない現地調査にけっきょく勘違いとしか捉えられない映像ものが中心で、終始ダラダラした印象は否めない。そろそろ新たな企画が動きはじめている、とのことなので、次回からの発奮を期待したいところ。

 今回は日中、あまり仮眠する時間が取れなかったため、途中からどーしようもなく眠気に襲われ、帰宅後はほぼ沈没。鑑賞した映画の簡単な感想をmixiにアップすることもせず、5時間ばかり泥のように眠りこける。

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