出演者がリレーをしている。

 四日ぶりの映画鑑賞です……普通に考えたら全然間隔なんか空いてないんですが、2月以降ずーっとハイペースで観に行っていたせいで、本気で「久しぶりだー!」とか思ってました。

 移動はバイク利用、向かったのはユナイテッド・シネマ豊洲。さすがに春休みに入っただけあってお子様が多いです。チケットカウンターでも、たぶん近所の子も一緒に連れていたりするのでしょう、ひとりで何枚も購入している方がいて、平日の午後にしては列の進みが遅い。早めに出かけておいてよかった。

 鑑賞したのは、ジム・キャリー主演最新作、厭世的だった男が自己啓発セミナーを経てあらゆることに“イエス”と言い始めた結果、思いがけない事態に発展していくさまを描いたコメディイエスマン “YES”は人生のパスワード』(Warner Bros.・配給)。実際に、あらゆることに“イエス”と言う、という自己改革を実践した人の体験談をベースにしている、という話を聞いて、説教っぽい内容になっていたらやだなー、と微かな不安を抱きつつ鑑賞したのですが、杞憂でした。“イエス”と言っていれば幸せになる、と安易に決めつけず、でも展開は心地好い。かといって押しつけがましくもなく、ほんのりと毒も混ぜていて、実に見事なバランス感覚で仕上がってます。人によっては受け入れがたい、と感じる可能性もあるように思いますが、多少は毒があったほうがいい、という考え方の出来る方ならきっと楽しめます。

 ……しかし、ここ最近は空いた時間と上映スケジュール、そして優先順位など色々考えて、その都度観る作品を決めているわけで、狙っているわけではないんですが、同じ俳優を連続で目にすることが多い。このあいだの『パッセンジャーズ』と『ウォッチメン』はパトリック・ウィルソンが続けて出演していましたし、『アンダーワールド:ビギンズ』でビル・ナイが堂々たる君主ぶりを示したと思ったら『ワルキューレ』でレジスタンスの後ろ盾に扮し、その『ワルキューレ』でやはりレジスタンスのひとりだったテレンス・スタンプがこの『イエスマン』で自己啓発セミナーの創始者を演じている。たまたま、なんでしょうけど、妙にもやっとします。

 ちなみに次に観るのはたぶん邦画になる予定なので、ここで連鎖は切れる……はず。よもやまさかのカメオ出演で繋がれたりして。

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