頭に釘が。

 平日ですが、今週末にまた観たいものが立て込んでいるので、配分を考慮して陽も沈んだ頃合いに映画鑑賞へ。すっかり定宿のようになっている西新井なれど、正直夕方以降に行くのはあまり嬉しくない――何故なら、移動に用いる道が主要幹線に絡んでいて、夕方になればなるほど混雑するから。バイクでもすり抜けにくい道が多いので、週末や朝早くと比較すると1.5倍くらい時間がかかります。それでももはや慣れた道、ちゃんと時間前には到着しました。……窓口が混んでなくてよかった……。

 作品は、竹中直人監督最新作、山形の架空の村を舞台に、落武者の呪いによる惨劇をひたすらコメディタッチに描いたホラーもどき山形スクリーム』(GAGA Communications・配給)

 意外にも長篇映画でコメディをやるのはこれが初めてという竹中監督、いざ作ったら、ものの見事にコメディアン・竹中直人の本領発揮と呼ぶべき代物でした。世界観もギャグも独特、ストーリーよりも雰囲気を優先していて、ツボに入るとひたすら愉しくて仕方ないんですが、竹中直人のふだんテレビで醸している雰囲気が合わない、という人にはたぶんきつい。私はもともと竹中直人のキャラクターが好きだから映画も観た、という人間ゆえ、大満足の出来でした。

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