レンタルDVD鑑賞日記その154。

 さっそく借りてきたシリーズ2作目。こちらは『怪談新耳袋』や『呪霊』を手懸けた村上賢司監督によるものです。1本目は村上監督自身がテレビ番組用の肝試し企画を撮影中に遭遇した怪異、2本目は登山をテーマにした自主制作映画が記録した奇妙な出来事。

 ……なんですが、前巻に比べるとだいぶ劣る出来。どちらも前振りが長すぎる印象なのです。序盤にあるリンクを見落としているのかと、昨晩いちど鑑賞して、本日の昼にもういちど観直したのですが、何もないようで、そう気づくと余計に無駄な印象が強い。特に後半の作品は、前巻のアレと比べるとどうも緊迫感に欠いています。これ、事件よりもむしろ、記録を取っている当事者のほうが怖いです。

 本篇では怪奇現象それ自体よりも、舞台となるラヴホテルの佇まいのほうが印象的でした。ベッドにやたら工夫があるのはともかく、全体のデザインに狂ったものを感じます。なんか、こういう企画のために誂えたかのような。

 ……と腐しつつも、まあこれはこれで面白いので、引き続き3も鑑賞するつもり。ただ、新譜の価格で借りるのは躊躇われるので、準新作になってからにします。

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