爆笑問題withタイタンシネマライブ#48、のついでにもう1本。

 かなり厳しいスケジュールになってますが、今日は2カ月に一度のお楽しみであるタイタンシネマライブの日。そろそろ気分も腐ってきた頃合いなので、リフレッシュも兼ねて出かけてきました。

 が、今日はけっこう深刻なミスをやらかしてしまった。

 都合6時間は滞在することになりますが、一部の駐車場は最大価格を設定しており、本日の目的地であるTOHOシネマズ新宿が入っているビルの地下は、1時間200円とやや割高なイメージながらもこの最大価格を適用している。今日のように映画をハシゴするつもりだと特に勝手がいい。なので、今回はそちらを利用するつもりで出かけたのです。

 満車だった。

 うそん、と呟きながら、記憶している他のバイク用駐車場を次々と確認するのですが、ことごとく埋まっている。ウロウロしているうちに、1本目の予告篇が始まる時間になってしまった。こりゃ最悪チケットが無駄になる、と半泣きの心境で走り回っていて、最後の最後に思い出した駐車場にどうにか空きがあったのですが、困ったことに場所は高島屋傍。帰りにスマホアプリで距離を測ってみたところ、下議場から1kmくらいありました。そーでなくても今日鑑賞する作品はIMAX、これは予告篇も対応する作品しかかけていないので本篇の前が短い。もはや冒頭は諦め、おととい確保していた中央寄りのチケットを、窓口でお願いして、通路傍の席に変更してもらい、飲食の購入やトイレもちゃんと済ませてから入場。

 そんなわけで冒頭を完璧に観逃してしまった今日の1本目は、『スーサイド・スクワッド』に続く“DCフィルムズ・ユニヴァース”最新作、男を知らずに育った最強のプリンセスが第二次大戦の背後に暗躍する“悪”と対峙するワンダーウーマン(字幕・3D・IMAX)』(Warner Bros.配給)

 観逃した、とはいえ、実は入口を入ったとき流れていたのは、ワンダーウーマンことダイアナが彼女を外界へと導くスティーヴを浜辺で救出したところ。お陰で、「ダイアナの背景をあまり知らないまま物語に接する」という、スティーヴ寄りの視点で鑑賞出来たのは不幸中の幸いでした……そのうち冒頭だけでも観直すけど。

 公開間近になって全世界での大ヒットぶりと好意的な評価が聞こえてくるようになって俄然期待していた1本ですが、確かに面白かった。最初のコミックが発表された当時の、女性の社会的な立ち位置もさらっと盛り込みつつ、善と悪をシンプルに捉えていたヒロインが人間社会の現実を知り、やがて自らの信念によってスーパーヒロインへと覚醒するさまがうまく整理して描かれている。アクションシーンも全般に格好いいんですが、戦場に初めて繰り出した際の無双シーン、そしてクライマックスの“覚醒”のくだりは出色。気分転換には最適の、爽快な1本でした。彼女単独の続篇があれば嬉しい。出来たら主演はもちろん監督も同じで頼む。

 あいだに1時間ほどあるので、ここで夕食を済ませ、ふたたび劇場に戻って本日のメイン、爆笑問題withタイタンシネマライブ#48です。

 映画のほうでちょっと語りすぎてしまったのでこちらの説明はおおまかに。今回タイタンメンバーは、たぶんこのシネマライブでは初登場のはずのまんじゅう大帝国が意外と拾いものでした。漫才なのですが、ボケにひたすらボケを重ねる、というスタイルが効いている。あと、最近はすっかり常連となった日本エレキテル連合のネタの完成度の高さも出色。相変わらずのクレイジーで異様に際立ったキャラクターに変なリアリティのある設定、更に予想外の展開に至るまで、彼女たち独自の世界観が先鋭的に盛り込まれている。テレビではあんまり見かけなくなりましたが、ライブに軸足を移すことで、クオリティは増している気がします。

 ゲスト陣では、タイムマシーン3号の安定した面白さも良かったのですが、出色はハライチ。彼らが決して澤部のノリツッコミに依存しているのではなく、岩井の強烈なアイディアと、それを活かしきる澤部のセンスで成り立っている、というのが窺えるネタでした。中盤以降、岩井がちょっと楽をしすぎだ、と思わなくもないですが、それもまた一興。

 今回、実はサプライズゲストがひとり登場する、と告知されていたそうなのですが、どうしても都合がつかず欠席となったらしい。最後の挨拶で爆笑問題のふたりが謝罪すると共に、スペシャルゲストの名前をその場で発表して、次のシネマライブには出演してもらう、と断言してました。次もダメならさすがに怒ろう、とも仰言ってましたが。

 というわけで次回、10月開催のシネマライブには、立川梅春ことビートたけしが出演の予定。……ちょっとチケットが確保しづらくなったりするんだろうか。

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