2日連続駆け込み乗車、もとい駆け込み鑑賞。

 このところなかなか家を抜け出せず、観たい作品を先送りにしていたら、年末の新作ラッシュに伴って次々と上映終了を迎えつつあります。そこへ来て、ここ数日やたらストレスの溜まる出来事が続いているので、今日も気分転換がてら、観たい作品を回収してしまうことにしました。

 夕方から出かけたのは、何だかお久しぶりの銀座シネパトス。一時期は、観たい作品が最後にここに辿り着くため、けっこう定期的に訪れていた感があるのですが、昨年あたりから大規模なシネコン中心の映画鑑賞に切り替えたせいもあって足が遠のいていました。調べてみたらほぼ2年振り。

 鑑賞したのは、ゾンビ映画の開拓者ジョージ・A・ロメロ監督が“主観撮影”の手法を導入して撮った最新作ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(presidio・配給)。この手法もちょっといっせいにやり過ぎなんでないの、と思っていたのですが、そこはさすがにロメロ監督、撮影者自身の目線自体を主題に組み込んでいるので、内容に奥行きがあります。ゾンビの表現自体は前作『ランド・オブ・ザ・デッド』ほど突き抜けていないのが残念ながら、他にも映画的、映像的な工夫が多く、見応えは充分でした――ただそれでも、“主観撮影”の手法は劇場でわざわざ観る意味があんまり感じられない、という問題点はクリアできてませんでしたけれど、そこはそれ。

 観終わったあとは、ちょうど本のカバーに使っているグラシン紙が切れていたので、伊東屋に立ち寄って仕入れ、きのうに続いてとあるDVDを捜すべく山野楽器とHMVを訪ねるも撃沈。クリスマス直前の金曜日ということもあってか溢れかえった人混みにあてられつつ帰宅。

 ちなみに、ふと調べてみたらあと一つ、来週いっぱいで終了してしまう作品を発見してしまったため、たぶん明日も駆け込み鑑賞です。色々立て込んでいるため感想は遅れ気味になりますが、とりあえず観てくるだけ観てきます。観逃してこれ以上ストレス溜めこみたくないのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました