もはや習慣になってしまった映画鑑賞、ここまで当日が楽しみだったのは久し振りという気がします(『THE JUON/呪怨』は幾分ネタという感覚が拭えなかったし)。晴天ゆえ移動はバイク、既に躰が道を覚えてしまったので15分もかからないというのに、万一混雑していることを考えていつもより三十分ほど早く出発する。
……余裕たっぷりでした。
世間は私ほど期待してないんだなあ、と脱力する一方、同じ建物のなかで向かい合わせにある日劇では『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』と『ナショナル・トレジャー』なんてのが同日に封切りを迎えたためかかなりの行列が出来ていて、まあそりゃ仕方ないよな、と納得もしたり。他人事として眺めると、初日にも拘わらずゆったりと座れるのは大変有り難かったりもする。早めに開場しているのをいいことにさっさと席を取り、読書もそこそこに進めました。
さて、鑑賞したのは表題通り、チャーリー・カウフマンがようやくアカデミー賞脚本部門を獲得したSF風設定のラヴストーリー『エターナル・サンシャイン』(GAGA-HUMAX・配給)。詳しい感想は「で、パンツは返したのかお前」からどうぞ。意味を知りたい方はさっさと劇場に行って確認してください。期待していた、という点では『ロング・エンゲージメント』以上でしたが、こちらもいい意味でまったく裏切りのない出来でした。
にしても、今月はちょっと凄い。取捨選択が大変になったため2001年末にいちどやったきり二度と作っていない年内ベストですが、もし今年いっぱいに観る作品で作るとしたら、三月に観た作品が五本ぐらいは軽く入ってきそうな気がします。目を疑うほどの大豊作。そのぶん来月以降揺り戻しがあるんじゃないかとちょっと怖い。
観賞後はまず、前記の通りに劇場近くのHMVで探し続けていたサントラを購入し、銀座地区で映画を観たときはよく入る蕎麦屋にて昼食。それから秋葉原へと寄り道して、昨日の買い漏らしなどを補充する一方、『エターナル・サンシャイン』のサントラの次ぐらいに探し続けていたモノを注文する。在庫残ってればいいなあ。
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