昨晩、ひととおり更新したあとの話。
徹夜イベント参加のため、例によって先に映画を観るつもりで早めに出発。今頃は完治していることを願っていたのですが、まだ喉の調子が悪いので、なるべく温かい格好を心懸け、飲物も劇場で売っている炭酸やお茶ではないほうがいい、でも自販機の水は高いので、自宅の浄水器から汲んだ水をペットボトルに詰めて持参する、などなるべく準備を整えていきました。
劇場は、歌舞伎町の広場から路地に入って、エレベーターを上がったところにある新宿オスカー。夏頃に『ノロイ』を観に来て以来、二度目の来訪です。如何せん古い劇場なので座席は座りづらいし音響は割れるし、と設備的にはいまいちなのですが、体育館みたいな作りに、座席全体がスクリーンから距離を置いて設置されているため、何処に座っても結構画面が見やすいなど、妙に味があって嫌いではありません。
鑑賞したのはあの諸星大二郎の妖怪ハンター・シリーズの一作『生命の木』を原作に、隠れ切支丹の里で起きる怪事件の謎を追った伝奇大作『奇談』(XANADEUX・配給)。VFXを駆使しているわりには映像が安っぽかったり、解かれないまま残される謎が色々あったりしますが、そういう点まで含めて行き届いた民俗学的考察の厚みと、結末のカタストロフィが圧巻の作品。駄目だろ、と言う人も多そうですが私はけっこう買います。詳しい感想は、「あらこんなところに三ツ矢雄二が。」からどうぞ。何の意味があってそんな使い方を。
昨晩の出来事はまだありますが、続きは次の項にて記します。
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