今のままではカズキはホムンクルスとの戦いで生き延びることが出来ない。練金の戦士として成長するため、カズキはブラボーからの特訓を受けることになる。その間、斗貴子は寄宿舎に留まり、回収した核鉄を守るように命じられる。ブラボーの予測通り、ホムンクルスたちの組織LXEはさっそく、核鉄をふたたび奪うために動きはじめた……
これまで戦闘では常に共闘してきたカズキと斗貴子が離れて、久々に斗貴子が単独で戦いに臨むエピソード。自らの失態でいちど死なせ、その責任感から戦いに身を投じようとするカズキにどうしても優しくなりがちだった彼女にもういちど戦士としての本能を呼び覚まさせる、というブラボーの策略による流れなのですが、あまりそういうことを説明しすぎていないのが良し。
ただ、全体にそういう主旨をただなぞっているだけで、遊びを入れる余裕もなくちょっと一本調子に見えるのが気になりました。ギャグと言えばのっけから呼吸ぴったりのカズキとブラボーとか、ブラボーと斗貴子が話しているあいだにカズキの魂が抜けかかっているあの箇所ぐらいでしたし。まあ、基本的にレベルが高いシリーズなので、ちょっと緩いのが目についただけであり、概ね満足のいく出来ではあるのですが。あとせっかくセーラー服以外では初めてのバルキリースカートだったのにほとんどそのおみ足を描いてないのが不満といえば不満でした。って目の付け所はそこか俺。
それにつけてもブラボーの特訓が意味不明で素敵です。柔軟以前になんでプロレスから入るんだ。
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