『天保異聞 妖奇士』説十九 三人往壓

 最近江戸に“竜導往壓”と名乗る男が出没しはじめた。ひとりは酒に弱く、刀を川へと放り、もうひとりは年端もいかぬのに二本差しで、その剣はどうやら妖夷の類であるらしい。小笠原たちは竜導の実家を、竜導たちは子供のほうを追う。道々竜導は実家での経験を宰蔵たちに語るのだった……

 今日の描写を見て、どうも宰蔵とアトルに対竜導のフラグが立ちはじめている気がしました。なんでそこで敢えて竜導にくっついて行くのだ宰蔵。CM前、三人目の“往壓”の登場にひとり目を丸くしているあたりとか、ますますマスコット化が進行していると思われます。

 で今回は、前回予告によれば“ドッペルゲンガー”ものになる……かと思いきや、その辺の流れは意外とあっさり、しかし合理的に片付けられている。ただ、その経緯にまた竜導往壓という人間の来歴を絡めていく構成となっているようで、珍しくさほど混乱もなくうまく説明が出来ていました。このエピソードはちょっと見応えがありそう。

 それにしてもこのシリーズ、油断するとやたら豪華な配役があって驚かされます。子供の“往壓”を当てていたのは野沢雅子でした。久々だアニメの中で声を聴いたの。だがもっと吃驚するのはその少年往壓の正体だったりする。名乗ったとき「おい」と画面にツッコミを入れてましたがな私。

コメント

  1. 冬野 より:

    おら、悟空! とか言い出しそうでヒヤヒヤするキャスティングですね。 などと、久しぶりに見て思った。

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