『クレイモア』SCENE11 斬り裂く者たちIII

 どうやら男の覚醒者を撃退したクレア達4人。だが、討伐隊のリーダー格・ミリアが不意に疑問を呈する。何故、こんな不安定なメンバーが組織され、不確かな情報の元に派遣されたのか? ミリアはそこに大胆な仮説を提示する。実は自分たちは、いずれも半分“覚醒”していることを前提に組織されたのではないか……?

“覚醒者”に対する憎悪を呑みながら、次の段階へ。一見無秩序に話を進めているようでも、けっこう細かく計算が行き届いているのがこのシリーズの特徴でもあります。組織に対する不信感と、己の状態への不安、そして同道してきたラキへの配慮と板挟みになったクレアの今後に関心を惹きつける構成が巧み。

 他方、今回はアクションという見せ場がないせいか、いつもより少し作画が手抜きっぽく感じられました――いや、手は抜いていないんですが、少し線が濃すぎて不自然な気がした。まあ、好みの問題も大きいのですけれど。

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