今年10本目は『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』試写会。

 昨晩アレのあまりの酷さにぶち切れて、しばし放心状態に陥り無印2巻を見なおす、ということをやっていたせいで、予定していた作業が片づかなかったのですが、しかしそれはそれとして気晴らしをしないとやっぱりあとが辛いので、当選した試写会に赴く。同行は例によって例の如く某氏。

 訪れたのは昨年5月、『300<スリー・ハンドレッド>』を鑑賞して以来となる中野サンプラザ。13時15分開場・14時開映という珍しいスケジュールなのは祝日故だからでしょうか。どうも終了後のアナウンスや周辺の様子からすると、夕方にも上映が行われていたようですが。

 ともあれ本日鑑賞したのは、『主人公は僕だった』の脚本で注目された新鋭ザック・ヘルム初監督、魔法を軸に営まれる不思議なおもちゃ屋のとある事件を綴ったファンタジーマゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』(角川映画・配給)。本国ではあまり振るわなかった作品らしいのですが、“絵で見せる”ことに焦点を置きつつ、ちゃんと整理整頓も為されて話としての完成度も高い優秀なファンタジーです。ただ、ファンタジー性と“魔法のおもちゃ屋”というモチーフのせいで子供向けと誤解されて損をしていたのではないか、という気が。この作品の細かな要素というのは、ちゃんと描写の裏にある意図を汲み取れるぐらい映画やフィクションに親しんでいないと、充分に楽しめないよう思うのです。成り行きはストレートですが、その表現は実に洗練されている。そんなわけで、人に薦める時は相手によってちょっと考えねばなりませんが、好きか嫌いかと問われたら躊躇なく“好き”と、個人的には言える作品。非常に心地好い良作でした。ヒット……すればいいんだが。

 如何せん、普段は仮眠を取っている時間の鑑賞だったため、帰り道には既にグロッキーになってました。このまんまでは夜遅くなってからが辛いので、mixi用の感想もあとまわしにして軽く一眠り。これをアップしたら作業に戻るー。

 ……色々作業が溜まってはいますが、なんか本当に倒れそうな気がしてきたので、来週序盤ぐらいはもー勘弁して休ませてもらおーっと……。

 なお、見出しにも書きましたが、これが今年劇場で鑑賞した10本目の作品となりました。もーちょっと加速しないと、年100本には届かないな。

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