謎の小動物に見せ場を奪われるわ、あらぬ疑いをかけられるわで怒り心頭に発したリナ。逮捕しようとしたワイザー捜査官を問い詰めると、通常の魔法では壊すことが出来ないために諸国を苦しめている謎の新式兵器が、何らかの魔力によって破壊されているのだという。潔白を証明するためにも、リナたちはあえてワイザーに同行するが……
一回経たせいか、若干声優の演技がよくなったような。いや、ていうか前回は脚本の呼吸自体が著しく悪かったんだよなあ。序盤からコントの乗りが中心になっていたお陰で、明らかにいい意味での勢いが生じている。そんなにモタモタしたシナリオが悪いのか、シナリオの勢いに頼らないと感覚を取り戻せなかった声優陣が悪いのか。
しかしまあ、前回よりはよほど面白かったのは確か。原作のようなからくりの巧さを1話1話で発揮する工夫をしていないのがどーにも不満ですが、少なくともちゃんとキャラクターを動かしていたので愉しかった。それは『スレイヤーズ』の持ち味の半分でしかない、と思いつつも、まあそこさえ押さえてくれていれば当面は気楽に見ていられるからいいか。
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