単行本初刊時に購入してあったのに今更手をつけ、多忙だったり体調が思わしくなかったり映画ばっかり観てたり、でなかなか取れない時間を工面しつつ10日くらいで読了。なるほどこういう話だったか。解説で触れている通り、『ミスティック・リバー』と趣は違っても、確かに通底する情感があります。
で、なんで今頃これを読んでいたかといえば、例によって映画鑑賞の予習です。初刊本のカバー袖にはウォルフガング・ペーターゼン監督と書いてありますが、紆余曲折あってマーティン・スコセッシ監督×レオナルド・ディカプリオ主演という大物コンビによって実現、10月30日に日本で公開――されるはずだったのに、ちょうどあと1/3ぐらいだー、と思っていた一昨日ぐらいに、公開延期が決まってしまいました。アメリカでは年末、日本では来年だそうです……それならもうひとつ、別の映画の原作を意地で発掘して、そっちを先に読むべきだったよー。
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