完結篇。

 夏休みも終わりを迎え、秋の新作がぼちぼちと封切られるようになりました。今日もけっこうな数が公開となります。そんななかで、私がいちばん観たい、と思っていたのは、最近やたら脱いでいるあの人が出ている新作――だったんですが、しかしこのシリーズのオチを見届けたい、という思いのほうが強くなってしまい、結局きのう劇場を訪れたときに一緒にチケットを確保してしまいました。そんなわけで、4本連続の西新井へ。フリーパスを獲得した1月以来です、こんな立て続けに来るの。

 作品は、浦沢直樹の大ヒット漫画を、原作者の全面協力のもと、3部作にて撮った近年稀に見る大作の完結篇20世紀少年<最終章>ぼくらの旗』(東宝・配給)

 実のところ“ともだち”の正体は早い段階で勘づいていたとおり、でも正解は半分くらいで、エンディングで明かされた真相にはちょっと驚かされました。というわけでオチには納得してるんですが――連載漫画と同様、広げた風呂敷をちゃんと畳めていない、というより風呂敷の形が歪になりすぎて、ちゃんと畳めなかった感じになってしまっているのが残念。役者もCGもハイレベル、観ていて面白いのは間違いないんですが、細部まで注意して、あの謎はどーなる、この行動の意味は何だ、とたくさん疑問を抱えていると、けっこう引っ掛かる仕上がりだと思います。いや、でも、観終わって満足感はあるので、大作として充分に役目を果たしているんですが。

 ほんとーに観たかった奴は、来週中に何とか時間を工面して観に行きます。

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