昨晩のその後。
夏以来の新耳袋トークライブ鑑賞前に、例によって映画を観てくるために、19時頃に出発。
夕食を出先で摂って、まず赴いたのは豊洲。観たのは大ヒットした主観視点方式によるホラー映画の続篇、あの惨劇の直後、アパートに潜入した人々が目撃する地獄絵図を描き出した『REC/レック2』(Broadmedia Studios・配給)。
前作がほぼ完璧に近い出来だったので、続篇で新たなインパクトをもたらすことが出来るのか、という不安はありつつも、でもまあこの監督コンビなら一定の完成度は維持するだろう、ぐらいに構えつつ、でも公開したらすぐに観に行こうと思って劇場に足を運んだわけですが――ごめんなさい侮ってました。やっぱり巧いわ。前作とある意味でイメージは違っているんですが、ちゃんと伏線は踏まえているし、更にアイディアを幾つも盛り込んで独創的な作りにしている。あの作品を踏まえて作る続篇としては、恐らく最高のものを提示してきてます。前作とセットで観ないと味わいきれないでしょうが、でもその価値はあると思う。大満足。
鑑賞後、電車にて取り急ぎ新宿へ……ポイント欲しさとはいえ、池袋とか渋谷でもかかっている映画をわざわざ豊洲で観てから新宿まで移動するあたり我ながら馬鹿げてます。
最近ひとりで鑑賞することが多いこのイベントですが、今回は久々に同行者を得られたので、現地にて落ち合う。仕事の取引先の方が、ひょんなことから『新耳袋』読者だということを知ったので、チケットが余ってしまったことだし、とものは試しでお誘いしてみたところ、わざわざ予定を合わせて遠方からいらしてくださったのです。チケットを無駄にせずに幸いだった、と思う一方で、木原氏の取材状況によって中身の密度はぜんぜん違うので、内心ハラハラしてたり。
今回は全般に映像中心。例によって新耳Gメンの面々が某所に突撃した際の映像に、豊島圭介監督が今年撮った『怪談新耳袋』新作に含まれていた怪奇映像、それに木原氏がアメリカで仕入れてきた、あちらの心霊写真をまとめた書籍を愛でたりと、微妙にいつもと異なる進行。こと、心霊写真をまとめた洋書をプロジェクターで見せていたときは、登壇者・観客総出で英語を読み解く、という珍妙な流れになっていました。
最近はイベントの司会を任されたり、色々と忙しかったせいもあって、あまり取材が出来なかったそうで、怪談は最後の1時間程度と非常に少なめ。「申し訳ない」と頭を下げられていましたが、映像絡みのネタが案外面白かったので、私は満足。同行の方も満足してくださったようで安心しました。
すぐに新幹線で帰途に就いた某氏と別れ、帰宅したあとは、毎度のことながら夕方ぐらいまで惰眠を貪る。きのう出かける前と、更に夕方目醒めたあとにもDVDを鑑賞し、一気に宿題が3つ溜まってしまったので、これから片付けます。
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