第四種接近遭遇してきました。

 このところ作業を優先したり、別のスケジュールとうまく噛み合う作品を選んだりしていた都合上、封切り当日に映画を観ることがちょっと減ってました。本日は何とか午前中までに作業の目処をひとつ立てたので、気分転換も兼ねて劇場へ。向かったのは一昨日と同じ西新井――バイクでの移動は相変わらずきついぞ! 吹きつける風が痛い!!

 今回の作品は、主演女優がまずナビゲーターとして登場し、自分が実在の人物に扮した再現映像と、実際の映像を織り交ぜる、という趣旨を説明する予告篇から興味をそそられていた、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演による怪奇映画THE 4TH KIND フォース・カインド』(Warner Bros.・配給)

 楽しみにしながらも、こーいう作品は肩透かしを食うことも多いので、あまり期待はかけずに観に行ったのですが――これ、私は傑作だと思います。私は観終わった今も、“事実”として挿入されている映像の真偽にも疑問を抱いているのですが、仮にすべてがフィクションだったとしても、このアイディアと描き方は見事。常識的な部分とのバランスが絶妙で、多少懐疑的、という程度の人なら呑みこまれてしまうインパクトがある。3列ほど後方に座っていた女子高生のグループが途中、本当に悲鳴を上げ、上映終了後すっかり動揺して「とりあえずフードコートに寄って落ち着こう」と話し合っているのが印象的、というか可愛かった。……思えば遠くに来たもんだ。

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